サン電子 Research Memo(3):米国の携帯電話販売店でシェア90%
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(1)モバイルデータソリューション事業
サン電子<6736>の連結子会社のセレブライト社が展開している事業で、携帯電話やスマートフォンなどの利用者が新機種に買い替える際、データの移し替えを円滑に行うためのモバイルデータトラスファー機器を開発、製造、販売する。セレブライト社は、1999年に設立されたベンチャー企業で、2000年に米国で携帯電話販売店向けに供給を開始。その後、携帯電話、スマートフォンの普及によって同機器の需要も拡大し、現在では米国の携帯電話販売店でシェア90%を握る。スマートフォンの普及でデータの保存量や複雑性が高まったことから、データ転送速度など機能面で優れている同社製品の需要が一気に拡大した。
米国以外でも2008年にドイツに進出したほか、2013年4月にシンガポール、同7月にブラジルの拠点が営業を開始すると、今年2月にも英国に販売拠点を開設するなど、グローバル展開を加速化させている。国内でも2013年9月から大手キャリア向けに供給を開始し、全国約2,500店舗で導入されている。
また、2009年頃からは携帯端末のデータ解析などにも利用できることから、犯罪捜査用としても有用性が認められ、米国や日本などで普及が進んだ。
なお、セレブライト社に対する買収価格は当時の為替相場で約2,500百万円だったが、ここ数年の成長や収益性の高さから判断すれば、十分に投資額に見合ったパフォーマンスを享受できていると言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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