サン電子 Research Memo(4):ドコモ回線利用の汎用機器ではシェアトップ、M2Mはソリューション提供型へ
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(2)その他の事業(M2M、ゲームコンテンツ等)
サン電子<6736>のその他事業にはM2Mデジタル通信機器を中心としたM2M事業のほか、ゲームソフトの開発やコンテンツ配信サービス事業が含まれる。売上構成比は、M2M事業が約80%、ゲームコンテンツ事業が約20%となっており、M2M事業が順調に拡大している(2014年3月期)。
M2M事業では、自動販売機の在庫情報などをモバイル回線で送受信する通信機器「Rooster」の開発、販売を行う。同社製品の特徴は、通信モジュールとパソコンの機能を一体化したことで汎用性を高めているところにある。現在の用途としては、気象観測システムや太陽光発電、セキュリティ関連などに採用されており、NTTドコモ<9437>の回線で利用されている汎用機器でのシェアはトップの実績を誇る。従来は、通信モジュールの売り切り型であったが、ソリューション提供型のストックビジネス(従量課金方式の収益モデル)への転換を図っている。
ゲームコンテンツ事業では、定番パズルゲームの「上海パズル」のほか、最近ではスマートフォン向けアドベンチャーゲームが固定ファンを中心に実績を伸ばしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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