サン電子 Research Memo(10):モバイルデータソリューション事業が急成長中
[14/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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■企業特徴
サン電子<6736>のベンチャースピリッツに溢れる社風は、創業者である前田昌美(まえだまさみ)氏をはじめ、設立間もない時期に入社した社員などを中心として、チャレンジ精神の旺盛な人材が多く集まったことから形成された。現代表取締役である山口正則(やまぐちまさのり)氏も会社設立の2年目に入社した技術者であり、今なおベンチャースピリッツは脈々と受け継がれている。その成果は、様々なハイテク商品を手掛けてきた実績の中に見ることができよう。試行錯誤の繰り返しの中で、高度な技術力だけではなく、先見性や柔軟性、創造性を養ってきたことが、同社の開発力や目利きの高さに活かされており、数々のヒット商品の創出やセレブライト社の買収を成功させた要因にもなったと考えられる。
なお、2014年3月末現在で同社グループの従業員数701名のうち、約半数の349名が開発スタッフであることや、売上高に占める研究開発費の比率が高い水準で推移していることも研究開発型の企業であることを示している。
また同社は、様々な分野の技術開発や製品開発に挑戦する中で、ハードとソフトの両方を自社で手掛けてきたところにも特徴がある。それによって、顧客ニーズに柔軟に対応した製品開発を可能としてきた。今後、需要が拡大するM2M市場は、まさにハードとソフトが一体となったシームレスなソリューションがポイントとなるため、同社にとってはこれまでの蓄積がアドバンテージとなる可能性が高いと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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