高木証券 Research Memo(8):株式市況が低調、コンサル営業の強化費用も利益を圧迫
[14/12/18]
提供元:株式会社フィスコ
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■決算概要
(3)2015年3月期上期決算の概要
高木証券<8625>の2015年3月期上期の決算は、営業収益(売上高)が前年同期比32.1%減の3,690百万円、営業利益が同92.5%減の135百万円、経常利益が同85.1%減の285百万円、当期純利益が同74.9%減の482百万円と減収減益となった。
営業収益(売上高)の減少は、低調に推移した株式市況の影響により株式の受入手数料が大きく落ち込んだことが要因である。また、外国債券等によるトレーディング損益も販売高の低迷等から減収となった。注力する受益証券(投資信託)の関連手数料も株式市場の影響を受けて前年同期比14.2%減となったが、全体的な落ち込みに比べると比較的堅調であったことから収益の下支えとなった。
一方、費用面では、店舗改装に係る費用が若干増加した以外、コンサルティング営業を強化するためのシステム投資(ソフトウェア開発やiPadの購入を含む)、ホームページのリニューアルなど、先行投資的な費用負担は前期でほぼ一巡したものの、減収による収益の下押しにより営業減益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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