注目銘柄ダイジェスト(前場):IHI、エプソン、いすゞ自動車など
[14/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
IHI<7013>:613円(前日比+26円)
大幅に3日続伸。シティでは投資評価を新規に「1」、目標株価を740円としている。最も重要なドライバーである航空エンジン事業の長期的な成長見通しは魅力的と指摘している。また、車両過給機事業も高い成長が見込まれると。ほか、豊洲地区に大規模な不動産を所有、会社側の開示評価額は1株当たり約170円で、時価総額の30%前後に相当するとも。
エプソン<6724>:5100円(同-320円)
大幅に5日続落。大和では取材レポートをリリースしている。11月までの利益進捗は為替の影響を除くと会社計画線で推移しているもよう。会社計画は慎重過ぎるとの見方であり、やや物足りない印象としているようだ。インクジェットプリンタの販売が想定を下回っていることが主因のようだ。大和では、第3四半期の利益拡大期待が薄れている点は、短期的に前向きには捉えらにくいとしている。
いすゞ自動車<7202>:1454.5円(同+76.5円)
大幅続伸。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も1380円から1800円に引き上げへ。タイ市場の底離れ感を受けて、短期的にマルチブルが切り上がる局面を想定としているようだ。タイのトラック販売は、15-16年にそれぞれ15-10%伸長すると予想している。なお、MSでは同社のほかに日野自動車<7205>の投資判断も2段階格上げ。
マーベラス<7844>:1777円(同-163円)
大幅続落。「ディズニー マジックキャッスル ドリーム・アイランド」の配信一時停止の決定を発表している。利用者急増に伴うアクセス障害を背景に、配信開始後も緊急メンテナンスは度々実施されていたが、プレイデータの不具合も確認されたことで、現状のままのサービス継続と早期の再開は困難な状況になっているとしている。同ゲームへの期待感を主因に足元で株価は人気化していたため、短期的な株価インパクトの後退を弱材料視する動きが優勢に。
PD<4587>:10470円(同+310円)
続伸。12年に延長したノバルティスとの共同研究開発契約をさらに延長することに合意したと発表している。今回の契約延長により、独自の創薬開発プラットフォームシステムPDPSを用いて、ノバルティスのターゲットタンパク質に対する特殊ペプチドの創製を継続するもよう。株価は5日線をクリアしたことで、足元の上値抵抗11000円突破を意識する展開となっている。
FFRI<3692>:4370円(同+540円)
大幅続伸。値動きの軽さなどから株式分割実施後も関心の高さは変わらず。本日はマドを伴う上昇で分割実施後の上場来高値4360円の突破を意識した展開となっている。直近IPO銘柄の動向は二極化が鮮明に。同社のように高値更新銘柄には需給面を材料に買いが集まりやくなっている。
サイバダイン<7779>:2899円(同+139円)
大幅続伸。16日に2377円まで下落した後はリバウンド優勢となっており、25日線が位置する3100円レベルを意識した動きが見られる。IPOラッシュに対する換金売りはようやく一巡したとの見方。このまま取引を終えると、週足チャートでは長い下ヒゲを残すことから中期的にも調整一巡感が意識されよう。
<KO>