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サンワテクノス Research Memo(8):新たな成長市場の掘り起し、新規事業の確立も重点施策

注目トピックス 日本株

■中期計画と成長戦略

(4)成長市場をターゲットにした商談の掘り起し

サンワテクノス<8137>はこれまで、企業の設備投資関連の需要に代表される、産業用途の事業で成長・発展を遂げてきた。しかし、時代の趨勢の変化に合わせて、新たな成長市場の掘り起し、新規事業を確立することを中・長期成長のための重点施策の1つに位置付けている。

同社は「新エネルギー」、「省力化」、「介護・医療」及び「社会インフラ」の5分野を成長市場と位置付け、それぞれの分野において様々な商材の売り込みを行っている。具体的な商談事例としては、リチウムイオン電池の検査装置向け電子部品、店舗向けLED照明機器、医療用支援ロボット、工場・オフィス向けAED機器などがある。これら成長市場分野の売上規模は、2014年3月期が約6,600百万円だったものが、2015年3月期上期実績で約8,500百万円に成長し、通期では約11,800百万円に拡大する計画である。また、来期以降に収益計上が期待される商談も、現時点で約9,500百万円に上っている。同社はこの分野の売上規模について特に計数目標を定めてはいないが、年間10,000百万円規模の売上を継続していくことを当面の目標としている。

弊社ではこうした新商材の発掘の取り組みをポジティブに評価している。目先の企業業績に対する貢献度は必ずしも大きくはないが、注目すべきは、新しいビジネスチャンスを見つけようという気運の盛り上がりだ。顧客企業が量産する製品領域は日々拡大しているため、それらの用途開発的な視点を持たないと、同社の強みである「双方向取引」が機能しなくなる可能性も否定できない。「双方向取引」をさらに活性化させるためにも、新しい商機を見出そうという努力は不可欠であり、生活関連への進出はその象徴的な動きと評価できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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