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中国塗料<4617>新造船建造量底入れ、建設や土木分野など社会インフラ需要等も見込む

注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』12月18日放送において、中国塗料<4617>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
船舶用塗料、工業用塗料、コンテナ用塗料を中心に、様々な分野への塗料を製造・販売する塗料メーカー。海運、造船、電力、鉄鋼、建設、木工などの基幹産業をメインユーザーに持つ。

主な製品では、高度な摩擦抵抗低減技術により船舶の燃費低減を実現した「 SEAFLO NEO シリーズ」 (燃費低減型 船底防汚(せんていぼうお)塗料)。CMPバイオクリンプラス(シリコーン樹脂系 船底防汚塗料)は、従来のシリコーンエラストマー型防汚塗料の弱点であったスライムの付着を大幅に低減。CMPライナー(2液型無溶剤エポキシ樹脂充填材)は船舶エンジンなどの機器設置時の「すき間」に充填し固定する無溶剤エポキシ樹脂充填材。水中や表面が濡れた箇所に塗装できる画期的なエポキシ樹脂被覆材。チタン箔防食システムは、30年程度は塗り替えが不要な強固な防食仕様となる。

■足元の業績
足元の業績では、2015年3月期第2四半期(14年4-9月)売上高は前年同期比14.8%増の504.63億円、営業利益が同109.6%増の33.03億円、経常利益が同68.1%増の36.13億円、四半期純利益が同104.9%増の23.37億円だった。

■業績好調の背景
船舶分野では、減少が続いていた主要造船国の新造船建造量が全体的に底入れし、修繕市場においても手堅い需要があった。工業分野では海外において底堅い市況となり、コンテナ分野についても安定的なコンテナボックス生産が持続した。

15年3月期通期については、売上高が前期比5.6%増の960.00億円、営業利益が同35.5%増の55.00億円、経常利益が同18.6%増の60.00億円、純利益が同13.2%増の37.00億円を見込んでいる。

■株価動向
強いトレンドが継続しており、12/8には1078円と2007年12月以来の4桁を回復。その後は目先的な達成感から一服をみせているが、信用需給動向では11月半ば以降は、1倍を下回る売り長の状況が続いていることもあって、需給状況は良好。減少が続いていた主要造船国の新造船建造量が底入れしたことに加え、鉄鋼、建設、土木分野など社会インフラ需要等が見込めるため、強いトレンドは継続するとみておきたい。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送




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