注目銘柄ダイジェスト(前場):ニトリHD、ジーンズメイト、東京ドームなど
[14/12/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ニトリHD<9843>:6540円(前営業日比-260円)
大幅続落。22日に第3四半期の決算を発表、累計経常利益は536.5億円で前年同期比14.7%増益、円安という逆風の中での好決算となっている。ただ、9-11月期は3.2%の経常減益、7四半期ぶりの減益に転じており、足元の収益伸び悩みを弱材料視する動きが優勢に。12月既存店売上高が3ヶ月連続のマイナス成長となっていること、一段と円安が進行していることなどを本日はマイナス視も。
ジーンズメイト<7448>:259円(同+51円)
一時ストップ高で上昇率トップ。一昨日に発表した12月の月次動向が買い材料視される。既存店売上高は前年同月比11.0%増、2ヶ月連続でのプラス成長となり、今2月期では初めての2ケタ成長となる格好へ。客数が8ヶ月ぶりのプラスに転じている。防寒商品群などが好調に推移したもよう。折に触れて株価のボラティリティが高まりやすい銘柄でもあり、短期資金の値幅取りの動きが活発化する形に。
東京ドーム<9681>:534円(同+42円)
大幅に5日続伸。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価を480円から600円に引き上げている。来期以降の事業環境好転を格上げの背景としているようだ。巨人軍人気の回復や景気回復による客動員数増、レジャー消費回復・新規イベント効果によるアトラクションズ入園者数の増加、訪日外国人宿泊客の増加による東京ドームホテルの収益回復などが見込めるとしているもよう。
クミアイ化学工業<4996>:837円(同+67円)
大幅に4日続伸。野村では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を840円から1090円にまで引き上げている。為替前提の変更に伴う業績上方修正を格上げの背景としている。畑作用除草剤ピロキサスルホンも北米、オーストラリア向けに順調に拡大のようだ。今10月期営業利益は会社計画34億円に対して42億円を予想しているもよう。
MDNT<2370>:274円(同+35円)
大幅反発。同社が権利を有する「抗原提示細胞の活性化処理方法」を台湾EMO BIOMEDICINE社に技術導出するライセンス契約を締結と発表したことが材料視されている。将来的に同処理方法が台湾で承認を受けた製品が台湾で市販される際には、売上に応じてロイヤルティ収入を得られるとのこと。足元の株価は売り優勢だったことなどからリバウンド狙いの短期資金が流入する格好に。
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