J-オイルミルズ Research Memo(3):原料の大豆や菜種の搾油から精製販売までを一貫して行う
[14/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(2)事業概要
J-オイルミルズ<2613>の事業は、主力の「製油事業」と「その他」に分けられ、売上高の92.1%(2014年3月期)、利益の96.3%(同、共通費用調整前)は製油事業から生み出される。製油事業は、原料の大豆や菜種の調達・搾油・精製・販売までを一貫して行っており、油そのものを扱う油脂部門と搾油の際の粕を扱う油糧部門(ミール)に分類される。
油脂部門は、味の素ブランドでキャノーラ油などを扱う「家庭用」、外食や中食向けの「業務用」、調味料メーカー向けの「加工用」、マーガリン等を扱う「加工油脂」の4つに分けられる。「家庭用」では、オリーブオイルやごま油などの高付加価値商品が好調であり、業務用においても「長調得徳」シリーズなどコスト低減や利用者の作業性向上をセールスポイントにした商品が伸びている。
油糧部門は、油脂と並ぶ基盤事業である。特に大豆の場合には、ミール(油糧)の発生量が多く、金額ベースではミール(油糧)が約60%、油脂が約40%であり、ミール(油糧)が油脂を上回る。
「その他」の事業は、食品から化学品、医薬品まで幅広いが、製油事業での強みを生かし、独自の技術・ノウハウを持つものが多い。なかでも、次世代の柱として期待されるのが、レジスタントスターチなど機能性のある加工でん粉を扱うスターチ部門、大豆シートが好調な健康食品部門、レクチン(特殊なたんぱく質)のトップメーカーとしての技術力を活用したメディカルサイエンス部門である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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(2)事業概要
J-オイルミルズ<2613>の事業は、主力の「製油事業」と「その他」に分けられ、売上高の92.1%(2014年3月期)、利益の96.3%(同、共通費用調整前)は製油事業から生み出される。製油事業は、原料の大豆や菜種の調達・搾油・精製・販売までを一貫して行っており、油そのものを扱う油脂部門と搾油の際の粕を扱う油糧部門(ミール)に分類される。
油脂部門は、味の素ブランドでキャノーラ油などを扱う「家庭用」、外食や中食向けの「業務用」、調味料メーカー向けの「加工用」、マーガリン等を扱う「加工油脂」の4つに分けられる。「家庭用」では、オリーブオイルやごま油などの高付加価値商品が好調であり、業務用においても「長調得徳」シリーズなどコスト低減や利用者の作業性向上をセールスポイントにした商品が伸びている。
油糧部門は、油脂と並ぶ基盤事業である。特に大豆の場合には、ミール(油糧)の発生量が多く、金額ベースではミール(油糧)が約60%、油脂が約40%であり、ミール(油糧)が油脂を上回る。
「その他」の事業は、食品から化学品、医薬品まで幅広いが、製油事業での強みを生かし、独自の技術・ノウハウを持つものが多い。なかでも、次世代の柱として期待されるのが、レジスタントスターチなど機能性のある加工でん粉を扱うスターチ部門、大豆シートが好調な健康食品部門、レクチン(特殊なたんぱく質)のトップメーカーとしての技術力を活用したメディカルサイエンス部門である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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