ビーエスピーResearch Memo(6):金融機関や大手企業を含め基幹業務システムを中心に実績を積み上げ
[14/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■沿革と業績推移
(1)沿革
ビーエスピー<3800>の前身であるスリービー(株)は、1982年に人材開発及び組織開発のためのプログラムを提供する(株)ビジネスコンサルタントの子会社として東京都中央区に設立された。ビジネスコンサルタントを起源とする(株)ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイースト(現在のビーコンIT)が国内で販売していた「A-AUTO」(コンピュータ・システムの複雑なジョブのスケジュールを自動化し、ITシステム運用管理の効率化を実現するソフトウェア)を米国市場で販売することが目的であった。
その後、1987年に株式会社ビーエスピーへ商号を変更している。同社の転機は、1993年にソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストのシステム運用関連の事業を継承し、システム運用管理ソフトウェアの専門会社として本格的な活動を開始したことである。その後、ITシステム投資の拡大を追い風として順調に事業基盤の強化を図りながら、金融機関や大手企業を含め、基幹業務システム(メインフレーム)を中心に実績を積み上げてきた。
2001年にはビーエスピーソリューションズを設立して、コンサルティングとソリューション事業を本格的に開始。2006年にジャスダック証券取引所(現東証JASDAQ市場)に上場を果たした。
2008年にBSP上海を設立し中国へ進出。2013年には、「運用レス」のコンセプトに基づき、クラウドサービス「Be.Cloud」や運用代行サービス「運用BPOサービス」を開始。
2014年1月には、ビーコンITを連結化することで、データ活用などの成長分野を取り込むとともに事業構造の変革に着手した(2015年4月1日に吸収合併を予定)。
2014年5月、ビッグデータ及びビジネス・プロセス・マネジメント領域の製品取り扱いにおいて、ソフトウェア・エー・ジー(株)と業務提携を行い、ビッグデータ領域の事業拡大の布石とした。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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