シュッピン Research Memo(6):高級筆記も増収増益、「書斎で映えるもの」に取扱いを拡充へ
[14/12/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業別動向
(3)高級筆記具事業
筆記具事業の2015年3月期の第2四半期売上高は177百万円(前年同期比26.2%増)、セグメント営業利益は14百万円(同147.4%増)となった。EC売上高が順調に伸長したほか店舗売上高も健闘した。売上高が伸長する一方で費用の伸びが抑制されたため、セグメント利益は大幅増益となった。
シュッピン<3179>の筆記具事業は、市場規模がカメラや時計に比べて小さいのは確かだが、万年筆を中心とした高級筆記具に対する一定の需要が存在する一方、中古品をきちんと扱う業者は極めて少ないとみられる。同社は、カメラ同様に新品と中古品を取り扱っており、カメラと同じように、中古品買取を触媒にして新品(もしくは上位の中古品)購入を誘発するサイクルの形成に成功している。
今第2四半期はEC売上高が伸長したため、EC売上高比率も59.9%に上昇した。買取3施策の適用範囲を筆記具でも拡大させていく方針であり、今後も買取と販売においてEC比率が高まっていくものと予想される。今後の施策としては品揃えの拡充を計画している。これまでは筆記具(万年筆など)、インク、ペンケース、ノート等にとどまっていたが、今後は「書斎で映えるもの」を拡充していく方針だ。数量的には多くを期待しにくいが単価が高いものが増えてくると予想され、売上規模の拡大には一定の効果が期待できると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
(3)高級筆記具事業
筆記具事業の2015年3月期の第2四半期売上高は177百万円(前年同期比26.2%増)、セグメント営業利益は14百万円(同147.4%増)となった。EC売上高が順調に伸長したほか店舗売上高も健闘した。売上高が伸長する一方で費用の伸びが抑制されたため、セグメント利益は大幅増益となった。
シュッピン<3179>の筆記具事業は、市場規模がカメラや時計に比べて小さいのは確かだが、万年筆を中心とした高級筆記具に対する一定の需要が存在する一方、中古品をきちんと扱う業者は極めて少ないとみられる。同社は、カメラ同様に新品と中古品を取り扱っており、カメラと同じように、中古品買取を触媒にして新品(もしくは上位の中古品)購入を誘発するサイクルの形成に成功している。
今第2四半期はEC売上高が伸長したため、EC売上高比率も59.9%に上昇した。買取3施策の適用範囲を筆記具でも拡大させていく方針であり、今後も買取と販売においてEC比率が高まっていくものと予想される。今後の施策としては品揃えの拡充を計画している。これまでは筆記具(万年筆など)、インク、ペンケース、ノート等にとどまっていたが、今後は「書斎で映えるもの」を拡充していく方針だ。数量的には多くを期待しにくいが単価が高いものが増えてくると予想され、売上規模の拡大には一定の効果が期待できると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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