シュッピン Research Memo(7):自転車は赤字が縮小、ブレークイーブンまであと一歩
[14/12/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業別動向
(4)自転車事業
自転車事業の2015年3月期の第2四半期売上高は193百万円(前年同期比15.9%増)、セグメント営業損失は8百万円(前年同期は18百万円の損失)となった。前年同期は店舗改装で店舗売上高が落ち込んだ反動で、今第2四半期の店舗売上高は大きく増加した。売上高の増収に伴って損失は着実に減少してきており、ブレークイーブンまであと一歩のところまで来ている。
シュッピン<3179>の自転車事業のEC売上高比率は78.8%と4商材の中で最も高い。今後売上高が一定水準を超えてくればセグメント営業利益の黒字化が合理的に期待できる収益構造となっていると評価できる。
自転車事業の構造的な問題として弊社が以前から指摘したことは、中核パーツである外国製高級ブランドのフレームの仕入の問題だ。新品と中古の化学反応で売り上げを拡大させるという事業モデルは自転車においてもまったく同じであるため、新品の仕入の確保は最も重要なポイントだ。同社は従来から仕入れルートの拡大に注力しているが、今第2四半期では劇的な変化は起こっていないようだ。一方で、自転車においてもワンプライス買取を行うなど業界唯一とも言えるサービスで同社の認知度は着実に上昇しており、収益拡大ペースは今後も続くものと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
(4)自転車事業
自転車事業の2015年3月期の第2四半期売上高は193百万円(前年同期比15.9%増)、セグメント営業損失は8百万円(前年同期は18百万円の損失)となった。前年同期は店舗改装で店舗売上高が落ち込んだ反動で、今第2四半期の店舗売上高は大きく増加した。売上高の増収に伴って損失は着実に減少してきており、ブレークイーブンまであと一歩のところまで来ている。
シュッピン<3179>の自転車事業のEC売上高比率は78.8%と4商材の中で最も高い。今後売上高が一定水準を超えてくればセグメント営業利益の黒字化が合理的に期待できる収益構造となっていると評価できる。
自転車事業の構造的な問題として弊社が以前から指摘したことは、中核パーツである外国製高級ブランドのフレームの仕入の問題だ。新品と中古の化学反応で売り上げを拡大させるという事業モデルは自転車においてもまったく同じであるため、新品の仕入の確保は最も重要なポイントだ。同社は従来から仕入れルートの拡大に注力しているが、今第2四半期では劇的な変化は起こっていないようだ。一方で、自転車においてもワンプライス買取を行うなど業界唯一とも言えるサービスで同社の認知度は着実に上昇しており、収益拡大ペースは今後も続くものと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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