USS Research Memo(2):オークション出品台数シェアは2位以下を大きく引き離す
[14/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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■事業概要
ユー・エス・エス<4732>の事業セグメントは、オートオークション事業、中古自動車等買取販売事業、その他事業(リサイクル事業等)と3つに区分されており、このうちオートオークション事業が売上高の74.3%、営業利益の96.2%を占める主力事業となっている。
(1)オートオークション
オートオークション事業では、運営会場を国内17ヶ所で展開している。主な収入は出品会員から徴収する出品手数料及び成約手数料、落札会員から徴収する落札手数料からなる。
同社グループのオークション出品台数シェアは、2014年1-6月実績で32.3%と2位以下を大きく引き離し、業界最大手となっている。現車会員数は46,149社(2014年9月末)と圧倒的な数を誇っている。東京会場や名古屋会場など大規模会場を利便性の良い郊外に立地し、良質な中古車を大量出品することで集客力を高め、成約台数を増やし、さらに出品台数を増加させるビジネス戦略をとっているのが特徴だ。
地域別出品台数シェアで見ると、同社グループは北海道、東北、関東・甲信越、中部、九州・沖縄地区でトップシェアとなっている。反面、近畿、中国・四国地区ではシェアが10%台にとどまる。うち近畿ではJAAの100%子会社であるHAA神戸が36.5%と強く、同社は2番手に位置している。一方、中国・四国地区ではトップがJU広島の17.2%であり、僅差の2位となっている。
また、同社の地域別出品台数構成比では、関東・甲信越が42.9%、次いで中部が27.6%となっており、この2ブロックで全体の約70%を占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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