カイオム Research Memo(4):今期は9ヶ月の変則決算、赤字幅は期初と比べて縮小
[14/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(2)2014年12月期の業績見通し
カイオム・バイオサイエンス<4583>の2014年12月期の連結業績(9ヶ月決算)は、10月30日付で修正発表が行われている。表の通りで、売上高は若干の下方修正となり277百万円に、逆に営業損失は縮小し907百万円となる見通しだ。修正の主な要因は、子会社のリブテックが「LIV-2008」のマイルストーンを達成したことで、研究開発活動の優先順位を見直し、経営資源の集中投下を図ったことによる。
通期業績から第2四半期までの業績を差し引いた第3四半期(2014年10月-12月期)の売上高は118百万円(前四半期79百万円)、営業損失は325百万円(同296百万円)となる。売上高の増加要因は、主にリブテックのマイルストーン収入の売上計上によるものと考えられる。一方で、営業損失が拡大するのは、開発パイプラインの増加に伴う研究開発費の増加が挙げられる。なお、リブテックの「LIV-2008」に関してはヤクルト本社へのライセンスアウトに向けて、引き続き開発を進めていく計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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