カイオム Research Memo(6):エクイティファイナンスで財務体質を強化、資金面で不安なし
[14/12/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期計画
(2)財務状況
カイオム・バイオサイエンス<4583>の2014年9月末の総資産残高は前期末比で480百万円減の4,532百万円となった。事業費用の増加により現預金が1,769百万円減少したことが主因となっている。一方、負債は前期末比32百万円減の420百万円となり、有利子負債残高がゼロとなった。また、純資産は利益剰余金の減少により同447百万円減の4,111百万円となり、9月末時点の累積損失額は2,742百万円に拡大している
業績は損失が続いているものの、前期に実施したエクイティファイナンスにより、現預金は3,000百万円を超えるなど財務体質は強化されている。更に、12月のエクイティファイナンスにより、2,000百万円強を調達する予定であり、財務基盤はさらに盤石の体制となる。安全性を示す経営指標では自己資本比率、有利子負債比率などいずれも問題のない水準にあり、2016年12月期までの資金面での不安はないものと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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