注目銘柄ダイジェスト(前場):TDK、コナミ、コーセーなど
[15/01/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
TDK<6762>:7270円(前日比-210円)
売り先行。4-12月期営業利益は500億円程度となり、前年同期比4割増加したもようとの観測報道が伝わっている。スマホや自動車向け電子部品の販売が好調、円安も寄与して大幅増益となる格好に。ただ、4-12月期のコンセンサスは520億円程度であったとみられ、同水準に達する状況とはなっていない。通期予想も上振れの可能性とされているが、市場予想は会社計画をすでに70億円強上回ってもいる。
コナミ<9766>:2142円(同+134円)
大幅に3日続伸。メリルリンチ(ML)では投資判断を新規に「買い」、目標株価を2500円としている。コアゲーマー向けスマホゲームの拡大、メタルギアソリッドV投入によるゲーム事業の業績回復、カジノ事業の中長期成長力などを評価。また、ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、欧米の次世代機の普及、スマホゲーム高度化の中で、伝統的ゲーム企業が持つIPや、AAAクラスのゲーム開発能力などが見直し材料になると想定。
コーセー<4922>:5300円(同+280円)
大幅に3日続伸。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も4400円から5800円に引き上げている。15年度から16年度にかけても、好調な増収に伴う利益成長は継続可能と判断しているようだ。とりわけ、アルビオンは実需が想定以上に堅調であるほか、インバウンド需要が新たな追い風となっており、利益成長のけん引役になっていると指摘。
フジクラ<5803>:476円(同-18円)
大幅反落。4-12月期営業利益は180億円程度となり、前年同期比13%増になったもようとの観測報道が伝わっている。10-12月期では74億円程度の水準となるが、これは市場予想を10億円強下回るものとなっている。一部では、100億円を超過するなどポジティブサプライズの可能性なども指摘されていたため、コンセンサス下振れの観測数値に失望売りが先行する格好になっている。
大平洋金属<5541>:328円(同-15円)
急反落。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げしている。非鉄金属市況の見通しを引き下げ、業績予想を下方修正しているようだ。つれて、目標株価を460円から380円に引き下げへ。2015年のニッケル市況前提は10.81から8.05ドルに引き下げへ。なお、来期の経常利益は145億円から75億円に下方修正、市場予想は100億円強の水準である。
東京製鐵<5423>:800円(同-33円)
反落。前日に第3四半期の決算を発表、4-12月期営業利益は91億円で前年同期比6.9倍となった。通期予想は100億円の従来予想から125億円に上方修正している。また、期末配当金予想も2円から4円に引き上げている。ただ、実績値、通期見通しともに市場コンセンサス通りの内容、ここまで業績上振れ期待で株価上昇が続いていたために、短期的な出尽くし感が先行する状況に。
GNI<2160>:324円(同+12円)
反発。米国子会社がカリフォルニア州に本社を置くIriSys, LLCの持分を取得することを決議したと発表している。取得価額は630万ドル。IriSys社は医薬品の受託研究事業、GMPに準拠した臨床試験薬及び商業用の医薬品の受託製造事業、創薬過程のコンサルティング事業を展開している。今回の出資により、同社パイプラインの米国食品医薬品局(FDA)への治験許可申請をサポートすることなどのシナジーを見込んでいるという。
アクセルマーク<3624>:4710円(同+695円)
急伸。新作スマートフォン向けゲームアプリ「大乱闘!!ドラゴンパレード」の配信開始日を今月22日に決定したと発表している。同タイトルは同社が開発、セガから配信される。事前登録者数は10万人を突破しているという。
オプティム<3694>:31850円(同+2100円)
買い先行で一時32950円まで上昇。NTT東日本が運営する「フレッツ光メンバーズクラブ」のポイント交換メニューや「フレッツ光 おトクマーケット」にて、同社の「タブレット使い放題 powered by OPTiM」の取扱いを開始したと発表している。「人気雑誌296冊読み放題サービス」、「端末保証サービス」が利用できるという。発表を受けて買いが先行したが、30000円を超える水準ではやや上げ渋る動きも。
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