健康CP Research Memo(4):累計新規会員22,000人突破、設備能力の早期増強が課題
[15/01/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■RIZAPの足元の動向
RIZAPの勢いが止まらない状況だ。まず、新規獲得会員数累計は、2015年3月期の第2四半期末となる9月末に20,000人を突破した。期初の2014年4月は約13,000人だったため、6ヶ月間で7,000人近い新規会員の獲得を達成したことになる。10月にはさらに22,000人へと新規獲得会員数累計を伸ばしている。
2015年3月期の第2四半期末の9月には月間利用者数が7,000人に到達し、10月には7,000人を明確に突破した。期初の2014年4月の月間利用者数は4,000人を超えた水準であり、6ヶ月間で約7割の増加となったことになる。月間利用者数が増加している要因には、新規会員の増加と既存会員の利用長期化の2つの要素が重なりあっているとみられる。新規会員の増加は前述のとおりで、月間1,000人超のペースでの流入が続いている。これに加えて既存会員も当初の2カ月間のスケジュールを延長、すなわち追加料金を支払ってRIZAPの利用を継続しているものとみられる。これは健康コーポレーション<2928>の業績に対して大きなプラス要素であると言えよう。
一方金額的な側面では、新規獲得会員数並びに月間利用者数の増加にリンクする形で月商も順調に拡大している。2014年4月には月商は約600百万円であったが7月には900百万円を突破し、8月以降も約900百万円レベルが継続している。7月から10月にかけて月間利用者数が右肩上がりで推移したにも関わらず月商は900百万円で横ばいとなっているが、これは設備能力の問題だと弊社ではみている。会員の主力層が30代〜50代の働き盛り世代であるため、予約が夕方から夜間など特定の時間帯に集中しやすく、それら人気時間帯については、利用キャパシティに対して稼働率がフルの状況にあると弊社では考えている。この点については同社自身も重要なポイントと認識しており、新規店舗オープン、ブース増設、トレーナーの増員など各種の利用キャパシティ増強策を講じている状況だ。利用キャパシティ増強策が整うことで、月商は現状の900百万円の水準を超えて一気にブレークしてくると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
RIZAPの勢いが止まらない状況だ。まず、新規獲得会員数累計は、2015年3月期の第2四半期末となる9月末に20,000人を突破した。期初の2014年4月は約13,000人だったため、6ヶ月間で7,000人近い新規会員の獲得を達成したことになる。10月にはさらに22,000人へと新規獲得会員数累計を伸ばしている。
2015年3月期の第2四半期末の9月には月間利用者数が7,000人に到達し、10月には7,000人を明確に突破した。期初の2014年4月の月間利用者数は4,000人を超えた水準であり、6ヶ月間で約7割の増加となったことになる。月間利用者数が増加している要因には、新規会員の増加と既存会員の利用長期化の2つの要素が重なりあっているとみられる。新規会員の増加は前述のとおりで、月間1,000人超のペースでの流入が続いている。これに加えて既存会員も当初の2カ月間のスケジュールを延長、すなわち追加料金を支払ってRIZAPの利用を継続しているものとみられる。これは健康コーポレーション<2928>の業績に対して大きなプラス要素であると言えよう。
一方金額的な側面では、新規獲得会員数並びに月間利用者数の増加にリンクする形で月商も順調に拡大している。2014年4月には月商は約600百万円であったが7月には900百万円を突破し、8月以降も約900百万円レベルが継続している。7月から10月にかけて月間利用者数が右肩上がりで推移したにも関わらず月商は900百万円で横ばいとなっているが、これは設備能力の問題だと弊社ではみている。会員の主力層が30代〜50代の働き盛り世代であるため、予約が夕方から夜間など特定の時間帯に集中しやすく、それら人気時間帯については、利用キャパシティに対して稼働率がフルの状況にあると弊社では考えている。この点については同社自身も重要なポイントと認識しており、新規店舗オープン、ブース増設、トレーナーの増員など各種の利用キャパシティ増強策を講じている状況だ。利用キャパシティ増強策が整うことで、月商は現状の900百万円の水準を超えて一気にブレークしてくると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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