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選水関連事業を展開するダイキアクシス<4245>は12日、2014年12月期の通期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比2.4％増の315.06億円、営業利益が同53.3％増の8.10億円、経常利益が同36.6％増の9.40億円、純利益が同82.5％増の7.36億円と大幅な増益を達成した。

環境機器関連事業において、主力の浄化槽・排水処理システムが堅調に推移するなど好調で、増収増益となった。住宅機器関連事業においても、建設関連業者等に対する売上が堅調に推移したほか、ホームセンター向けリテール商材も堅調だったことが奏功し増収増益となった。その他事業も、セグメント全体では不採算が続くものの宅配水のクリクラ事業が黒字に転換するなど好調で、セグメント損失は前期1.28億円から0.89億円へと圧縮した。

2015年12月期は、経営基本方針に「3C（CHANGE・CHALLENGE・COMPLIANCE）」を掲げ、「環境創造開発型企業」の実現に向けて企業体質の強化を図る。環境機器関連事業では上水事業とメンテナンス事業の強化を図るほか、インドネシアでの浄化槽の製造を推進するなど海外での販売強化を図る。その他事業では、小型風力発電機の販売を開始する。

2015年12月期の業績予想は、売上高が前期比1.6％増の320.00億円、営業利益が同11.0％増の9.00億円、経常利益が同11.6％増の10.50億円、純利益が同14.4％減の6.30億円を見込んでいる。

同社は、浄化槽や産業排水処理機など各種水処理設備の製造・施工・販売・維持管理を手掛ける。ほか、システムキッチンやユニットバスなど住宅関連商材の販売・施工等も展開する。



＜AK＞