《新興市場銘柄ダイジェスト》:サイバーダインは下げ幅縮小、DDSが後場急伸
[15/02/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
サイバーダイン<7779>:2891円(前日比-31円)
下げ幅を縮小し、一時プラス転換する場面も。新製品の「HAL作業支援用(腰タイプ)」について、欧州機械指令に16日付で適合し、作業者向けの装着型ロボットとして世界初となるCEマーキングが可能になったと発表している。欧州全域で自由に流通・販売できるようになり、15年3月中にもドイツへの初出荷を予定している。なお、国内においては建設業・物流業・製造業を中心に受注が好調で、今年度中に100台近くを見込んでいるという。
DDS<3782>:668円(同+50円)
後場急伸。オンライン認証に関する米国の標準化団体FIDO Allianceが策定している 「FIDO1.0」規格に準拠した製品・サービスの開発を、日本国内で本格的に展開、支援すると発表している。同社は昨年4月、日本初の加盟企業としてFIDO Allianceに参加。今後、FIDO準拠システムの開発支援サービスや準拠製品の提供を通じてID・パスワードに代わるFIDO規格の普及と啓蒙活動を推進していくという。
トレックスセミ<6616>:7780円(同+1000円)
ストップ高。3月31日を基準日として、1株につき4株の割合で株式分割を実施すると発表しており、流動性の向上などを好感した買いが優勢となっている。なお、同日発表した14年4-12月期決算は、営業利益が前年同期比6.3%減の10.24億円で着地した。15年3月期の通期業績については、営業利益が前期比0.4%増の14.20億円とする従来予想を据え置いている。
ウェッジHD<2388>:219円(同+50円)
ストップ高。14年10-12月期決算を発表しており、営業利益は3.32億円(前年同期は1.02億円の赤字)で着地した。上期(14年10月-15年3月)計画の2.50億円を超過達成している。カンボジアにおけるファイナンス事業が利益化し、さらに急速に利益が増加しつつあることや、タイにおいて支払い遅延が減少しつつあることなどが要因という。株価は昨年4月以来の200円台乗せとなっている。
YKT<2693>:238円(同+25円)
大幅反発。前週末に14年12月期決算を発表している。営業利益は0.21億円(前期は2.21億円の赤字)、当期純損益は0.13億円の赤字(同1.69億円の赤字)だった。1月30日に発表した修正予想に沿って着地した。同時に発表した15年12月期の業績予想については、営業利益が前期比8.4倍の1.80億円、当期純利益が0.80億円の黒字に転換する見通しとなっており、業績改善を好感した買いが膨らんでいる。一時ストップ高まで上昇する場面も。
カルナバイオ<4572>:784円(同+100円)
ストップ高。小野薬<4528>と新たな大規模委受託契約及び共同研究契約を締結したと発表しており、材料視されている。小野薬は同社の創薬支援事業における主要顧客で、12年10月に業務資本提携契約を締結している。この原提携の成果を踏まえ、両社は新たな大規模委受託契約及び共同研究契約を締結することにしたという。創薬支援事業の15年12月期営業利益は前期比708.1%増の4.06億円を見込んでいる。
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