スリー・ディー・マトリックス---米国FDAによる創傷治癒材(TDM-511)の市販前届510(k)の承認
[15/02/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
医療用材料を手掛けるスリー・ディー・マトリックス<7777>は16日、開発を進めている「創傷治癒材(開発コード:TDM-511)」について、2月13日(米国時間)に承認を受けたと発表。同製品と米国の既承認の創傷治癒材との本質的同等性が認められたため、510(k)の承認を取得し販売の許認可が得られた。
同製品は、自己組織化によるナノファイバー化で形成されるゲルで皮膚(表皮、表皮・真皮)創傷部の湿潤環境を保ちながら被覆することで、損傷した皮膚組織に再生環境を提供して創傷治癒を促し、再生した部位の審美性に優れる(傷跡が残りにくい)という特徴を持つ。
医療用医療機器用途として、表皮から真皮層までの皮膚創傷(圧迫による褥瘡・下肢潰瘍・糖尿病性潰瘍・手術痕など)の治癒材として医師指導のもと使用可能であり、一般医療機器用途も承認範囲に含まれているため、切り傷・すりむき・創傷・I度熱傷に用いることが可能。
なお、同社グループは今回の販売許認可より、皮膚再生分野における皮膚創傷(熱傷や褥瘡等)への適用から、段階的に美容整形分野(ヒアルロン酸注入などの用途等)や抗がん剤を混合した皮膚がんへの応用にも適用を拡大することも計画している。
スリー・ディー・マトリックスは、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学で開発された「自己組織化ペプチド技術」の「独占的・全世界的な事業化権」を保有。同技術を基盤として外科医療領域、再生医療領域、DDS領域での医療機器及び医薬品の開発を進めている。
<AK>
同製品は、自己組織化によるナノファイバー化で形成されるゲルで皮膚(表皮、表皮・真皮)創傷部の湿潤環境を保ちながら被覆することで、損傷した皮膚組織に再生環境を提供して創傷治癒を促し、再生した部位の審美性に優れる(傷跡が残りにくい)という特徴を持つ。
医療用医療機器用途として、表皮から真皮層までの皮膚創傷(圧迫による褥瘡・下肢潰瘍・糖尿病性潰瘍・手術痕など)の治癒材として医師指導のもと使用可能であり、一般医療機器用途も承認範囲に含まれているため、切り傷・すりむき・創傷・I度熱傷に用いることが可能。
なお、同社グループは今回の販売許認可より、皮膚再生分野における皮膚創傷(熱傷や褥瘡等)への適用から、段階的に美容整形分野(ヒアルロン酸注入などの用途等)や抗がん剤を混合した皮膚がんへの応用にも適用を拡大することも計画している。
スリー・ディー・マトリックスは、2004年設立のバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業。米マサチューセッツ工科大学で開発された「自己組織化ペプチド技術」の「独占的・全世界的な事業化権」を保有。同技術を基盤として外科医療領域、再生医療領域、DDS領域での医療機器及び医薬品の開発を進めている。
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