注目銘柄ダイジェスト(前場):太平洋セメントは大幅続伸、ジーンズメイトが急伸
[15/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
太平洋セメント<5233>:390円(前日比+13円)
大幅続伸。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も440円から470円に引き上げている。国内事業への悲観的な見方は株価に織り込まれた一方、海外事業の利益成長期待は依然織り込まれておらず、株価は割安圏にとどまっていると指摘。海外主体の成長ストーリーはこれから本格化の公算で、成長期待と割安感により再評価の動きは加速すると見ているようだ。
ジーンズメイト<7448>:294円(同+43円)
急伸。前日に2月の月次動向を発表しており、ポジティブ材料と捉えられているもよう。既存店売上高は前年同月比2.2%増、前月は同5.2%減と3ヶ月ぶりのマイナスに転じていたこともあって、買い安心感へとつながる形に。春物商品群が順調に立ち上がっているもよう。なお、前日に月次を発表した衣料品各社は総じて既存店がプラス回復している。
東映<9605>:752円(同+51円)
急伸。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価を550円から1040円にまで引き上げている。大型自社作品不足時期の定常的な利益水準が当面続くと見込んでいたが、「ドラゴンボールZ」、「海難1890」、「ワンピース」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」など、来期以降も想定以上の大型作品が上映されるもようであり、来期以降は営業増益に転じ、17年3月期は過去最高営業利益になるとの見方に変更しているようだ。
大豊建設<1822>:668円(同+30円)
大幅反発。東海東京ではレーティング「1」を継続、買い材料視されているようだ。営業利益は、今期は会社予想を上回り、来期以降も増益を持続すると見ているようだ。大型シールドトンネルの立抗工事など得意工事の増加が見込めること、改正品確法の効果が期待できること、採算重視の受注方針の浸透などが背景。目標株価は従来の700円から960円にまで引き上げへ。
OTS<4564>:460円(同+41円)
大幅高。塩野義<4507>とがん特異的ペプチドワクチンS-588410の第III相臨床試験実施に関する覚書を締結したと発表しており、材料視した買いが先行している。塩野義は、食道がん患者を対象とした術後補助療法としてのS-588410第III相多施設共同プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験を実施。同社は臨床試験の進捗に伴い、覚書で定める開発マイルストーンを塩野義製薬から受領する。
NVC<3394>:3940円(同+365円)
大幅続伸。セキュリティ専業ベンダNSFOCUS Information Technologyの日本法人、NSFOCUSジャパンと国内販売代理店契約を締結し、国内販売を開始すると発表している。これにより製品群の中にanti-DDoS製品が加わり、セキュリティ製品の充実強化に寄与すると説明している。2月中に販売開始し、通信事業者やサービスプロバイダー、データセンター、企業、官庁、大学などをターゲットに想定。初年度の販売額は1億円を目標とする。
BEENOS<3328>:3715円(同+375円)
4日ぶり大幅反発。小売店の海外向けネット通販サイトの運営を支援すると報じられている。まず英語や中国語に翻訳した通販サイトを開設、店頭を訪れた外国人に通販サイトを周知し、帰国後もネット通販で商品を購入してもらう仕組みという。株価は短期的な過熱感から足元で25日線水準まで調整が進んでおり、リバウンドを試す展開に。
エスクローAJ<6093>:6690円(同+450円)
反発。ブイキューブ<3681>と業務提携すると発表している。地域金融機関の利用者が自宅など希望する場所と日時に、司法書士などの専門家や金融機関の担当者とビジュアルコミュニケーションサービス「V-CUBE」にて遠隔でつながり、金融商品の説明を受けたり契約ができる仕組みを提供するという。まず、住宅ローン契約における金銭消費貸借契約業務でのサービス提供を開始し、信託、相続、介護対策といった分野へと拡大する。
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