注目銘柄ダイジェスト(前場):株式分割発表でOLCが急反発、東洋建設は急落
[15/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
OLC<4661>:31735円(前日比+1875円)
急反発。1:4の株式分割実施を発表、300万円近かった最低投資金額が引き下げられることで、個人投資家の株式取得ニーズが膨らむとの期待につながっているようだ。また、個人の長期保有を促す株主優待制度も導入すると発表している。株式分割の実施は想定線とみられ、長期保有者優待制度の基準日は9月末と先ではあるものの、優待目的の長期保有者が多いとみられることもあり、ストレートに個人投資家の投資喚起策を評価する動きが先行。
東洋建設<1890>:538円(同-58円)
急落。公募増資、並びに、第三者割当増資の実施を発表、株式価値の希薄化や目先の需給懸念などが先行する格好になっている。公募増資1000万株、前田建設<1824>に対する第三者割当増資280万株、オーバーアロットメントによる売出150万株などを計画。最大で株式数は1430万株の増加となり、これは9月末の発行済み株式数の17.86%に当たるようだ。調達資金は起重機船の建造資金や保有作業船の改修資金などに充当するもよう。
アインファーマシーズ<9627>:4650円(同+445円)
急反発。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は前年同期比横ばいだが、四半期ベースで見ると、第1四半期が28%減益、第2四半期が4%減益、第3四半期が32%増益となっており、急速にモメンタムが改善する状況となっている。一転して通期業績予想の上方修正期待なども高まる状況に。
リアルワールド<3691>:2061円(同+210円)
大幅に4日続伸。COOKPAD<2193>がリアルワールドの菊池社長などから同社株式270700株(議決権割合10.01%)を買付けると発表している。リアルワールドとの資本業務提携を検討することが目的としており、期待感から同社に買いが向かっている。
ナノキャリア<4571>:1317円(同+68円)
買い先行。中外薬<4519>との共同研究契約の締結や同社を割当先とする第三者割当増資、今期業績予想の修正を発表している。中外薬とはナノキャリアのドラッグデリバリーシステム(DDS)技術を応用したsiRNA医薬品の共同研究に関する契約を提携し、中外薬に対し389400株(発行済株式総数の0.97%)の新株式を発行する。また、今期営業損益見通しは従来の14.28億円の赤字から11.27億円の赤字となり、赤字幅が縮小する見込み。
C&GSYS<6633>:595円(同+77円)
大幅高。90万株、4億円を上限に自己株式取得を実施すると発表している。発行済株式総数(自己株式を除く)の8.54%に相当する。期間は15年3月2日から8月31日まで。需給面での支援材料となり、好感した買いが向かっている。なお、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行することなども併せて発表している。
オプティム<3694>:25100円(同+890円)
反発。1株につき4株の割合で株式分割を実施すると発表したことが材料視されている。基準日は3月31日。
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