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大成建設<1801>：696円（前週末比-26円）
大幅続落。先週末の引け後に公募増資の実施を発表、海外市場で3100万株を上限に新株を発行、最大で205億円を調達する。公募価格は先週末終値から約4％ディスカウントの693円、希薄化率は2.7％となる。公募増資の実施は約10年ぶり、調達資金は劣後ローンの返済資金に充てるもようだ。希薄化率は限定的であるが、短期的な資金調達の必要性は乏しかったと見られること、株主還元策に対する期待が高かったことなどから、失望感が先行する状況となっているようだ。

りそなHD<8308>：656.9円（同-14.7円）
売り先行。公的資金の返済、並びに、新事業計画を正式に発表している。18年3月までに返す計画を前倒し、6月の株主総会後に返済するとしている。ただ、公的資金返済前倒しの方向性は織り込み済みであり、株主還元拡充は想定よりも緩慢といった見方が優勢の格好のようだ。モルガン・スタンレー（MS）では、20円への増配を予想していたが、新方針に基づくと、20円達成は早くとも16年12月以降の見通しと指摘している。

いすゞ自動車<7202>：1756円（同+19円）
昨年来高値を更新。先週末に自社株買いを発表、今期2度目の自社株買いとなる。発行済み株式数の0.83％に当たる700万株が上限、本日の立会外取引で575万7000株の買付委託を行っており、需給面でのインパクトは限定的であるが、資本効率向上への意識の高まりとしてポジティブに捉える向きも。ドイツ証券では投資判断「バイ」継続で目標株価を1900円から2150円に引き上げている。

アルトナー<2163>：828円（同+97円）
大幅反発。15年1月期業績予想の修正と期末配当の増額を発表している。営業利益は従来予想の2.48億円を上回る3.36億円で着地する見通し。売上高はほぼ計画水準となったが、技術者数や稼働率が前期を上回って推移したほか、高いスキルを有する技術者の高付加価値な業務への配属が進捗したこと、学卒技術者の初配属単価上昇などが利益増に寄与するという。期末配当については従来の10.00円から15.00円に上方修正した。

さくら<3778>：855円（同+40円）
大幅反発。15年3月期の期末配当予想を従来の5.00円から10.00円に引き上げている。また、ホスティング事業、バーチャルオフィス事業等を展開するJoe’sクラウドコンピューティングの全株式を取得し、子会社化すると発表。Joe’s社のレンタルサーバ事業とともに事業ノウハウを取り込むことで、既存事業のシェア拡大や新たなサービスの拡大を図るとしている。

モジュレ<3043>：ストップ高買い気配
先週末のストップ高比例配分に続いて、本日もストップ高買い気配となっている。先週26日には、ＩＴサービス提供に必要な機器を取得とリリースしているが、そのなかで、契約期間9年・金額約20億円の長期大型サービス契約を締結したともされている。年間売上高約20億円の同社にとってはインパクトが大きいとの見方になっているもようだ。

リアルワールド<3691>：2316円（同+388円）
大幅反発。同業でクラウドソーシング大手の一角であるランサーズと提携すると伝わっている。データ入力に強いリアルワールドとシステム開発が得意なランサーズが互いに仕事を融通するとしている。リアルワールドは70万人程度の会員を有し、ランサーズは専門家を中心に40万人の働き手を抱えており、多様な仕事を受注できる基盤を作って競争力を高めるという。



＜KO＞