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ソルクシーズ Research Memo(8):中計の主要テーマであるストック型ビジネスが進展の可能性

注目トピックス 日本株

■今後の見通し

(3)注目事業の取り組み状況について

ソルクシーズ<4284>の中期計画の主要テーマであるストック型ビジネスの拡大に関しては、今期より大きく事業展開が進む可能性がある。以下、注目される事業の取り組み状況についてまとめた。

○「いまイルモ」(高齢者向け在宅見守りシステム)
高齢者や要介護者などの在宅時の状況を遠隔地から確認できる見守りシステムは各社から提供されているが、「いまイルモ」の特長は、独自に開発した多機能センサーを屋内に複数個設置するシステムであり、カメラを設置したり機器を身に着けたりする必要がなく、見守られる対象者のプライバシーと精神的負担に配慮したシステムであるという点になる。見守る側はスマートフォンやタブレット端末を使って生活の様子、異変の兆候を遠隔地から確認できるシステムとなる。

機器の価格は数万円、月額サービス料は数千円の水準だが、介護保険制度における「福祉用具」として認定されれば利用者負担は1割まで軽減されることになる。従来、介護用品レンタル業者を中心に代理店開拓を進めてきたが、販路を拡大するため広範な販売ネットワークを持つ大手企業と、販売提携交渉を進めている段階にある。同案件が決まれば、販売ネットワークが大幅に拡充されることとなり、収益への貢献時期も早まるものと予想される。

また、前述したとおり中国での展開も進めていく。不動産デベロッパーとの協業により、新築の高齢者専用マンション向けに一括導入を進めていきたい考えで、今期より営業を本格化していく。

○学習塾用「基礎学力向上を実現するeラーニングシステム」
子会社のノイマンが「個別指導塾まつがく」と共同で開発した学習塾用「基礎学力向上を実現するeラーニングシステム」は2013年4月よりサービスを開始している。現在は、「まつがく」(生徒数4,268人:2014年2月現在)で利用されているほか、一部の大学のカリキュラムとしても利用されている。当初の計画よりは若干遅れているものの、全国展開している個別指導学習塾(グループ生徒数数万人規模)とも採用に向けた交渉が進んでおり、早ければ2015年にも系列の学習塾での導入が見込まれている。計画が遅れている要因としては、使用する学習教材の変更や科目の追加によるもので、コンテンツの制作に時間がかかったためであり、コンテンツがそろえば導入が開始される見込みだ。また、個人向けの在宅eラーニングシステムとしての販売も計画している。

○企業向けクラウドサービス「CSO(Cloud Shared Office)」
「CSO」は企業で利用する様々なコンテンツファイルの共有や帳票作成、出力などの作業を場所を選ばずに操作可能なクラウドサービスとなる。前述したとおり、現在の利用企業数は100社を超えており、ユーザーのほとんどは大企業となっている。

同様のサービスは「Google Drive」や「Drop Box」などがあるが、いずれもコンシューマ用途で開発されたものをビジネス用に転用したものであるのに対して、「CSO」は当初からビジネスユースとして開発されており、高度なセキュリティ機能や細かなアクセス権限コントロールが可能といった特長が企業からの高い評価につながっている。

同社では国内での導入企業数が増えてきたことから、導入企業に対する機能拡張パッケージの開発・販売を行っていくほか、中国、ASEANといったアジア圏や米国での販売も今期から本格的に展開していく計画としている。まずは海外の展示会へ出展し、プロモーション活動を積極化していく方針で、現地代理店との販売契約を結びながら顧客の開拓を進めていく考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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