注目銘柄ダイジェスト(前場):ブラザーは買収規模を警戒する動き、カルビーが大幅反発
[15/03/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ブラザー<6448>:1901円(前日比-104円)
大幅反落。産業用印刷機を手掛ける英ドミノ社の買収を発表している。買収額は約1890億円、過去最大の買収案件となる。買収資金については自己資金と借入で賄うもよう。会社側の中期戦略に沿った動きではあるものの、買収規模の大きさを警戒する動きが先行している。
カルビー<2229>:4975円(同+185円)
大幅反発。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を5600円としているもよう。今後 5年間の平均営業利益成長率は19%と高水準を予想、経営陣の質も高く、ROEの上昇や海外事業の拡大も見込めると評価している。
JVCケンウッド<6632>:417円(同+28円)
大幅に4日続伸。朝のラジオNIKKEIで取り上げられており、個人投資家の関心が高まる状況となっているようだ。開発が進んでいる自動運転車の関連銘柄として注目、ZMPへの出資企業としても期待しているようだ。
レアジョブ<6096>:2874円(同+29円)
続伸。ブラジルにおいてオンライン英会話事業を開始すると発表している。ブラジルは高い経済成長率を示しており、消費市場として魅力が高まっているほか、16年オリンピック開催による外国人観光客との英語でのコミュニケーションニーズや今後の人口増加による英語教育ニーズの高まりが見込まれるとしている。15年中にも新事業を本格開始する予定。なお、グローバル展開の本格化は中期経営戦略の一環と位置付けている。
EG<6050>:1666円(同+32円)
3日続伸。サイバーセキュリティを専門とするHASHコンサルティング社の全株式を取得し、完全子会社化すると発表している。HASHコンサルティング社が提供する「脆弱性診断サービス」に加え、EGの監視センター運営ノウハウや人材を活かしたセキュリティ監視やソフトウェアの販売をセットで提供することが可能になるという。インターネットに関するセキュリティ侵害の深刻化に対応し、サイバーセキュリティ分野へ本格参入する。
ビーロット<3452>:11000円(同+1500円)
ストップ高。前日には上場来安値9400円を付けているが、販売用不動産の売却を発表したことが反発の手掛かりとして意識されているようだ。売却した物件は東京都中央区の収益ビル「ファーストキャビン築地」で、売却価格は19.70億円としている。
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