電算システム Research Memo(8):過去数年間で収納代行サービス事業が大きく拡大
[15/03/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(2)事業モデル
電算システム<3630>の事業は「情報サービス事業」と「収納代行サービス事業」の2つで構成されている。情報サービス事業と収納代行サービス事業の売上高及び営業利益の構成比は、下記のグラフのとおりだ。
情報サービス事業のサブセグメント下記のグラフのとおりだ。SIはシステムインテグレーションで、顧客の業務システム構築などを請け負う。情報処理ではBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)業務やデータセンタ業務が含まれる。
収納代行サービス事業の主力はコンビニエンス・ストアの店頭で払込用紙を用いて支払いをする業務(払込票決済サービス)だ。同社は通信販売業者やeコマース業者と、全国17の大小コンビニチェーンをつなぐ役割を果たしている。決済イノベーションは国際送金サービスのことだ。米ウエスタンユニオン社と提携して、少額の送金を安価で海外に送金するサービスで在留外国人をターゲットにしたビジネスだ。
同社の事業はいわゆるストック型事業の構成比が高い点に特徴がある。収納代行サービスは全般にストック型ビジネスであり、情報サービス事業においても情報処理サービスや商品販売はストック型ビジネスと言うことができる。SIやソフト開発はフロー型ビジネスモデルと言えるが、全社に占める売上高構成比は約3分の1だ。同社の長期経営計画ではストック型事業の割合を80%にすると計画されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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