サイオス Research Memo(7):2017年12月期に連結売上高120億円、EBITDA5億円が目標
[15/03/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中期計画
(1)中期計画の概要
サイオステクノロジー<3744>が新たに発表した3ヶ年中期計画では最終年度となる2017年12月期に連結売上高12,000百万円、EBITDA500百万円を目標として掲げている。
継続的な研究開発投資、コアビジネスの競争力強化、新規事業の創出を行っていくことで、目標の達成を目指していく。売上高としては既存のオープンシステム基盤事業、Webアプリケーションの伸びを見込んでいるほか、新規事業(M&A含む)で売上高の1割以上を目指していく。
新規事業としては「SIOS iQTM」以外にも複数の新製品・サービスを開発中で、今後リリースしていく予定となっている。また、M&Aに関して具体的な案件はまだないものの、OSS領域において国内外問わず技術力の高い企業を対象としており、コスト見合いで検討していくとしている。
営業利益ベースで見ると、設備投資やM&Aの状況にもよるが、今と償却費が変わらないペースだとすれば2016年12月期に50百万円、2017年12月期に450百万円程度となる見通し。売上高の拡大ペースに比べて利益の伸びが低く見えるが、これは研究開発費を売上比率で10%前後と今後も積極的に強化していくこと、また、「Red Hat Enterprise Linux」の利益率低下が今後も継続するとみていること、新規事業の立上げ負担を見込んでいること、などが要因となっている。なお、人員については前期に11名増員したが、今期以降はエンジニアを中心に年間数名程度の増員ペースを想定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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