USS Research Memo(9):オークション会場の利便性向上に向けて積極的に投資する方針
[15/03/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2015年3月期業績見通し
(2)拠点戦略
ユー・エス・エス<4732>の今期の設備投資額(支出ベース)は3,600百万円を計画している。このうち3,400百万円は8月にオープンした岡山新会場の建設費用となっている。新会場については、交通の利便性が向上したことで来場者数や出品台数が増加すると見込んでいたが、第3四半期の出品台数だけで見ると前年同期比で9.3%減と逆に落ち込んでいる。このため、今後も集客に向けた営業活動を強化していく方針としている。
また、その他の会場に関しても、静岡、札幌会場でオークション会場の建替えの検討に入っている。いずれの会場も同一敷地内での建て替えとなり、2016年初頭のオープンを予定している。老朽化したコンピュータシステムや設備を一新することによって、オークション会場内での利便性や快適性を向上し、来場者数の増加につなげていきたい考えだ。設備投資額としては静岡会場が2,000〜2,500百万円、札幌会場が3,000百万円程度となる見通し。また、その他の拠点に関しても、設備の更新など利便性向上に向けた投資は積極的に行っていく方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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