ワールドHD Research Memo(7):売上高はほぼ計画どおりに進捗、営業利益は上振れして推移
[15/03/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■成長戦略
(2)中期経営計画
ワールドホールディングス<2429>は2012年に、2016年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表している。具体的な経営目標値としては、最終年度で売上高1,000億円、営業利益50億円、ROE20%以上、自己資本比率25%以上、配当性向20%以上を設定している。
2014年までの進捗状況で見ると、売上高はほぼ計画どおりに進捗しており、営業利益は不動産事業の拡大により、上振れして推移している。ROEは2014年で30%を超え、株主資本効率も今のところ想定以上のペースとなっている。一方で、自己資本比率は不動産事業の拡大による有利子負債の増加により、2014年末時点では16.1%と低水準にとどまっている。
2016年度の目標達成に向けては不動産事業がカギを握ることになりそうだが、マンション開発以外での事業拡大が進むこと、また、その他事業においてもM&Aを含めて積極的な事業戦略を進めていくことなどを考慮すれば、達成の可能性は十分あると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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