注目銘柄ダイジェスト(前場):NTT、マーベラス、沖電線など
[15/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
NTT<9432>:7633円(前日比+159円)
買い先行。バークレイズでは投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も6500円から8900円に引き上げている。新中計においてグローバル・クラウドサービスの利益創出への道筋が示される見通しであり、業績成長期待が高まる可能性があるとの見方。また、設備投資の減少を背景に、株主還元策のさらなる実施が見込まれるとも指摘している。
マーベラス<7844>:1665円(同+75円)
急反発。ゲームアプリ「剣と魔法のログレス」が、「パズドラ」や「モンスト」を抑えてセールスランキングのトップになっていることが手掛かり材料視されているようだ。依然としてディズニータイトルへの期待感などもあり、先行きの収益拡大に対する期待値があらためて高まる格好になっているもよう。
沖電線<5815>:345円(同+23円)
急伸。前日に業績予想の上方修正を発表、営業利益は5.1億円の従来予想から6.7億円に、最終利益は4.9億円から11.1億円に増額している。期末配当金も3円から6円に引き上げている。電線・ケーブル関係の需要が想定以上に増加したことや買収効果で営業利益は上振れ、繰延税金資産を特別利益に計上している。第3四半期までの進捗から上振れ期待はあったが、大幅な増配発表などがポジティブなインパクトに。
IRJ HD<6035>:1080円(同+150円)
ストップ高。ファナック<6954>がSR(Shareholder Relations)活動を円滑に行うため新たに設置した対話窓口の対応業務を受託したもよう。ファナックは24日、SR部の新設を発表。また、株主に対し各種ミーティングや工場見学会等を通じた積極的な対話を進めるとしている。
インヴァスト証<8709>:1220円(同+178円)
大幅に4日続伸。従来は未定としていた15年3月期末の配当予想を71.00円に修正している。17年4-12月期の四半期純利益は前年同期比91.0%減で推移しており、前期の期末配当195.00円から減少した格好。ただ、前日終値ベースの予想配当利回りは6.8%と高水準になることから、本日は買いが先行している。
プロルート<8256>:245円(同-15円)
買い先行もマイナスに転換。東証が25日から信用取引に関する臨時措置を実施しているほか、日証金も増担保金徴収措置を実施している。また、同社は24日、1月24日に発行した第1回新株予約権について、割当先であるSMBC日興証券に対し、ファシリティ契約に基づき行使要請したと発表している。行使要請した新株予約権は10万株分で、調達予定金額は約2400万円としている。
日本ラッド<4736>:414円(同+80円)
ストップ高。高性能半導体「FPGA」を使ったITシステムの実用化で電気通信大学と技術連携すると報じられている。従来よりも数十倍高速なシステムを実現でき、「IoT」で生み出されるビッグデータを高速に処理する用途を狙うとしている。同社は以前からビッグデータ分野でのFPGA活用を進めていたが、電通大が開発したFPGAによる高速処理装置(アクセラレータ)の使用権を獲得し、産学協同で実用化を進めることになったという。
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