ナノキャリア---ミセル化ナノ粒子技術でがん領域の創薬に特化、化粧品事業の拡大を見据えて事業部創設
[15/03/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ナノキャリア<4571>は、がん領域に特化した創薬ベンチャー。現在4つの主要なパイプラインの開発推進に取り組んでいる。ライセンス先との共同開発および自社開発をグローバルに展開している。主な収益源は治験用製剤供給と化粧品材料供給、その他の契約収入など。
新規パイプラインでは、独自の先進基盤技術である抗体/薬物結合型ミセルを用いた次世代型医薬品の開発を推進している。また、超微細な「ミセル化ナノ粒子」技術の応用で、薬効の高い次世代型医薬品であるバイオ医薬を確実に標的細胞に導入できるための新しいキャリア・システムの開発及び医薬品の開発に取り組んでおり、中外製薬<4519>との共同研究を開始している。独自の核酸デリバリー技術「NanoFect」で日本に続き、中国でも特許査定を受けた。
化粧品事業についても、美容液の原材料であるナノセスタの出荷が堅調に推移している。新たな美容液や育毛剤などの新製品開発も化粧品メーカーとの共同事業化に向けて進めている。今後の事業の拡大を見据えて、2015年1月には化粧品事業部を創設した。
2015年3月期の第3四半期累計(2014年4-12月)の業績は、売上高で前年同期比19.3%減の3.58億円、営業損失9.21億円、経常利益0.40億円、四半期純利益0.36億円となった。外貨建て預金の評価替えに伴い、9.39億円の為替差益を営業外収益に計上している。
2015年3月通期の業績予想は、売上高で前期比18.6%増の5.60億円、営業損失で14.28億円、経常損失で10.29億円、当期純損失で10.70億円となっている。
<AK>
新規パイプラインでは、独自の先進基盤技術である抗体/薬物結合型ミセルを用いた次世代型医薬品の開発を推進している。また、超微細な「ミセル化ナノ粒子」技術の応用で、薬効の高い次世代型医薬品であるバイオ医薬を確実に標的細胞に導入できるための新しいキャリア・システムの開発及び医薬品の開発に取り組んでおり、中外製薬<4519>との共同研究を開始している。独自の核酸デリバリー技術「NanoFect」で日本に続き、中国でも特許査定を受けた。
化粧品事業についても、美容液の原材料であるナノセスタの出荷が堅調に推移している。新たな美容液や育毛剤などの新製品開発も化粧品メーカーとの共同事業化に向けて進めている。今後の事業の拡大を見据えて、2015年1月には化粧品事業部を創設した。
2015年3月期の第3四半期累計(2014年4-12月)の業績は、売上高で前年同期比19.3%減の3.58億円、営業損失9.21億円、経常利益0.40億円、四半期純利益0.36億円となった。外貨建て預金の評価替えに伴い、9.39億円の為替差益を営業外収益に計上している。
2015年3月通期の業績予想は、売上高で前期比18.6%増の5.60億円、営業損失で14.28億円、経常損失で10.29億円、当期純損失で10.70億円となっている。
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