クロスマーケ Research Memo(3):リサーチ事業は調査会社から一般企業まで広範囲にわたる顧客層
[15/03/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業の内容
クロス・マーケティンググループ<3675>が手掛ける事業は、主力のリサーチ事業(2014年12月期売上高の81.8%)のほかに、ITソリューション事業(同16.9%)、及びWebマーケティングとプロモーションを手掛けるその他の事業(同1.3%)からなる。
(1)リサーチ事業
調査企画内容に沿ってアンケートプログラムを開発し、調査協力者からインターネット・サーバ上でアンケートを回収するインターネットリサーチ※1を中心とする定量調査サービス※2や、定性調査サービス※3などを提供する。顧客は調査会社のほか、広告代理店、シンクタンク・コンサルティング会社、一般事業会社(メディア・出版、化工品メーカー、携帯電話会社、ソーシャルゲーム、家電など幅広い業種に分散)、官公庁、学校など。
※1インターネットリサーチは、調査依頼に沿ってアンケートプログラムを作成し、予め調査に協力することを承諾している登録モニター(回答者)に依頼、ネットを通じて回答を収集する。同社は170万人以上のアンケートモニターを保有。モニターは、基本属性だけでなく、シニア/携帯電話利用/自動車保有/化粧品利用といった約20のカテゴリーに分類されており、対象者を限定した調査にスムーズに対応できるようになっている。
※2定量調査は、消費者の行動パターン、意識や嗜好を数量的に捉えるための調査。商品の特性に合わせ、前述のインターネットのほか、郵便、電話を利用した調査、さらに会場に調査協力者を集めてアンケート回収やインタビューを行うCLT調査(会場調査)などによりデータを収集する。
※3定性調査は、消費者・ユーザとの対話を通じて、商品に対する踏み込んだ評価や意見を集める調査手法。仮説の検証、潜在意識の把握、新商品の評価などを調査するときに用いられる。座談会形式で調査協力者にインタビューを行うフォーカスグループインタビュー、調査協力者と1対1でインタビューを行うデプスインタビュー、調査協力者の自宅、または会社を訪問し、アンケートやインタビューを行うホームビジットなどがある。
(2)ITソリューション事業
モバイルやスマートフォンを中心にWebサイト、アプリケーション、システムの企画・開発・運用、プロモーションまでのサービスに必要なあらゆる機能をワンストップで提供する。主要ユーザは証券やFX取引など金融機関や大手旅行代理店など広範囲にわたる。尚、首都圏で難しくなっている人材確保し、開発力を強化するために函館市に「函館テクニカルセンター」を開設した。今後100人規模の開発体制の構築を目指す計画となっている。
(3)その他の事業
Webマーケティング事業とプロモーション事業からなる。Webマーケティング事業はWeb及びスマートフォンサイト内分析ツール「USERDIVE」※の販売、及びツールを活用したコンサルティングサービスを提供。一方、プロモーション事業はサンプリングサービスの提供及びサイト運営に関する事業等を行う。
※Webサイトに訪れたユーザの動きをヒートマップと動画で可視化するツール。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
<FA>
クロス・マーケティンググループ<3675>が手掛ける事業は、主力のリサーチ事業(2014年12月期売上高の81.8%)のほかに、ITソリューション事業(同16.9%)、及びWebマーケティングとプロモーションを手掛けるその他の事業(同1.3%)からなる。
(1)リサーチ事業
調査企画内容に沿ってアンケートプログラムを開発し、調査協力者からインターネット・サーバ上でアンケートを回収するインターネットリサーチ※1を中心とする定量調査サービス※2や、定性調査サービス※3などを提供する。顧客は調査会社のほか、広告代理店、シンクタンク・コンサルティング会社、一般事業会社(メディア・出版、化工品メーカー、携帯電話会社、ソーシャルゲーム、家電など幅広い業種に分散)、官公庁、学校など。
※1インターネットリサーチは、調査依頼に沿ってアンケートプログラムを作成し、予め調査に協力することを承諾している登録モニター(回答者)に依頼、ネットを通じて回答を収集する。同社は170万人以上のアンケートモニターを保有。モニターは、基本属性だけでなく、シニア/携帯電話利用/自動車保有/化粧品利用といった約20のカテゴリーに分類されており、対象者を限定した調査にスムーズに対応できるようになっている。
※2定量調査は、消費者の行動パターン、意識や嗜好を数量的に捉えるための調査。商品の特性に合わせ、前述のインターネットのほか、郵便、電話を利用した調査、さらに会場に調査協力者を集めてアンケート回収やインタビューを行うCLT調査(会場調査)などによりデータを収集する。
※3定性調査は、消費者・ユーザとの対話を通じて、商品に対する踏み込んだ評価や意見を集める調査手法。仮説の検証、潜在意識の把握、新商品の評価などを調査するときに用いられる。座談会形式で調査協力者にインタビューを行うフォーカスグループインタビュー、調査協力者と1対1でインタビューを行うデプスインタビュー、調査協力者の自宅、または会社を訪問し、アンケートやインタビューを行うホームビジットなどがある。
(2)ITソリューション事業
モバイルやスマートフォンを中心にWebサイト、アプリケーション、システムの企画・開発・運用、プロモーションまでのサービスに必要なあらゆる機能をワンストップで提供する。主要ユーザは証券やFX取引など金融機関や大手旅行代理店など広範囲にわたる。尚、首都圏で難しくなっている人材確保し、開発力を強化するために函館市に「函館テクニカルセンター」を開設した。今後100人規模の開発体制の構築を目指す計画となっている。
(3)その他の事業
Webマーケティング事業とプロモーション事業からなる。Webマーケティング事業はWeb及びスマートフォンサイト内分析ツール「USERDIVE」※の販売、及びツールを活用したコンサルティングサービスを提供。一方、プロモーション事業はサンプリングサービスの提供及びサイト運営に関する事業等を行う。
※Webサイトに訪れたユーザの動きをヒートマップと動画で可視化するツール。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
<FA>