カイオム Research Memo(4):リブテックのノウハウを融合、新しい抗体医薬品の開発促進に期待
[15/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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■会社概要
(3)子会社のリブテックについて
カイオム・バイオサイエンス<4583>は2013年12月に抗体医薬開発企業の(株)リブテックの株式を約90百万円で取得し、子会社化した(出資比率52.9%)。リブテックは、がん幹細胞に関する抗体医薬品の開発を行っており、現在2つの開発パイプラインを持っている。1つはヤクルト本社<2267>にがん治療用抗体の導出を行い(2011年)、共同研究を行っている。もう1つのリード抗体は、現在、製薬企業への導出活動を継続中となっている。
リブテックを子会社化した目的は、抗体医薬分野における前臨床段階での研究開発能力を持っていること、また、既に抗体の導出実績があり、そのノウハウを吸収できること、さらにリブテックの動物実験施設を使用できることにある。同社のADLib(R)システムによる抗体作製技術と、リブテックの持つノウハウを融合することで、新しい抗体医薬品の開発が促進されるものと期待される。
なお、2015年3月13日開催の取締役会においてグループ経営体制の強化、意思決定の迅速化を目的とし、完全子会社化される事が決議された。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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