カイオム Research Memo(8):完全ヒトADLib(R)システムの技術導出で16年12月期に初の黒字化見込む
[15/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の成長戦略
(2)2016年12月期見通し
○セグメント別見通し
カイオム・バイオサイエンス<4583>の2016年12月期の業績見通しは、売上高が3,452百万円、営業利益が651百万円と初の黒字化を見込んでいる。完全ヒトADLib(R)システムの技術導出で約2,000百万円程度を見込んでいるのが主因で、基盤技術ライセンス事業の売上高は2,378百万円を計画している。
なお、技術導出の金額に関しては過去の同様の事例を参考にして算出している。
完全ヒトADLib(R)システムの技術導出までのスケジュールとしては、まず2015年に複数の検証的契約の締結を行いたい考えで、現在は国内外の候補企業と守秘義務契約を結びデータ開示をしながら交渉を進めている段階にある。検証的契約の締結後は、実際に技術評価を進めながら、本契約締結に向けた交渉を行っていくことになる。
リード抗体ライセンス事業では開発パイプラインのライセンスアウトにより460百万円を、創薬アライアンス事業では契約企業の増加により614百万円をそれぞれ計画している。また、研究開発費については今期並みの水準が続く見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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