イー・ギャランティ Research Memo(2):海外金融機関との提携や子会社の設立により事業規模を拡大
[15/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)会社沿革
イー・ギャランティ<8771>は現代表取締役社長の江藤公則(えとうまさのり)氏が伊藤忠商事<8001>入社3年目に、社内カンパニーの子会社として立ち上げたのが始まりとなる。当初はインターネット上でのB to Bビジネスにおける売上債権(受取手形、売掛金等)の未回収リスクをヘッジするサービスを目的に事業化したが、当初想定よりも需要が少なかったため、インターネットを介さないリアルな企業間商取引における売上債権の信用リスク保証サービスへと展開していった。
2008年には企業の信用リスクに投資するファンドを初めて組成し、自社でも出資を行っている。従来は引き受けた信用リスクに関しては、リスク度に応じて細分化し、すべて金融機関に移転しリスクヘッジしていたが、新たにファンドを組成することで収益機会の多様化、並びに引受リスクの拡大を図ることが可能となり、成長に弾みがつくことになる。
2012年1月には輸出債権保証に関するノウハウを吸収し、経営基盤の拡充と商品開発力強化を図るため、フランスの大手信用保険会社であるコファスグループ・日本支社(コファス・ジャパン・ファイナンス(株))のファクタリング事業を買収した。この買収で得たノウハウを活かして、2013年12月に韓国で、2014年6月に中国でそれぞれ現地金融機関と業務提携し、事業をスタートさせている。
業容の拡大に合わせて、2013年には契約関連事務やデータ登録業務などを専門に行うイー・ギャランティ・ソリューション(株)を、2014年には小口債権保証サービスを専門に行うアールジー保証(株)を100%子会社として設立している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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