イー・ギャランティ Research Memo(6):国内景気回復や潜在的な市場成長を背景に先行者利益を確保
[15/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(5)市場規模と競合状況
イー・ギャランティ<8771>の主力サービスの対象となる売上債権(受取手形、売掛金)の市場規模は、200兆円を超える規模となっている。こうした売上債権がすべて信用リスク保証のサービスが必要となるわけではないが、売上債権保証サービスの潜在的な成長余力は十分高いと言える。
また、競合先として同社のように事業会社の売上債権保証を専門で手掛けている企業はほとんどなく、かつて大手商社の子会社が一部で行っていたに過ぎない。小口の売上債権保証サービスでは、ラクーン<3031>の子会社であるトラスト&グロースが競合する程度である。今後も売上債権に関する信用リスク保証サービスの市場は拡大が見込めるため、新規参入企業が増加することも予想されるが、信用受託のリスク管理やポートフォリオ組成など経営ノウハウの蓄積が必要なため、同業他社が同社に追い付くには時間がかかるとみられ、当面は市場が成長していくなかで、先行者利益を享受できる可能性が高い。
なお、保証料率に影響を与える企業の倒産件数に関しては、2009年をピークに減少傾向が続いており、2014年は前年比11.1%減の9,180社と8年ぶりに1万社を割れる水準まで減少した。国内景気が緩やかながらも回復してきているのが背景にある。倒産件数の減少に伴い、保証料率も低下傾向にあり、現状では2%程度の水準となっている(2009年頃は3%程度)。保証料率の低下は売上高の減少要因となるが、一方で、リスク移転先への支払いコストも低減するため、売上総利益率という点では中立要因となる。また、景気回復局面においては、企業の売上高拡大に伴い新規取引先が増加する傾向にあること、売上債権の信用リスクをヘッジするための余裕資金が生まれることなどから、信用保証残高は積み上がりやすい傾向となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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