イー・ギャランティ Research Memo(7):原価圧縮と契約数増加で2015年3月期は3Q累計で最高業績
[15/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(1)2015年3月期第3四半期累計業績について
イー・ギャランティ<8771>の2015年1月30日付で発表された2015年3月期第3四半期累計(2014年4月−12月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.4%増の3,003百万円、営業利益が同18.3%増の1,159百万円となり、第3四半期累計としては過去最高業績を連続で更新した。
国内景気の回復とともに企業の倒産件数が減少し、保証料率が低下したことで売上高は計画を若干下回るペースとなったものの、信用保証残高は2014年12月末で前年同期比16.8%増の227,734百万円とほぼ会社計画どおりに推移した。提携金融機関数の増加や小口債権保証サービスの強化、営業の生産性向上などによって、契約数が順調に増加したことが要因だ。営業の生産性向上については、2014年4月以降に営業フローを「見える化」する営業支援システムを本格稼働させており、成約率の向上につながっている。
また、金融緩和等による投資家の期待利回りの低下を背景に、低コストでのファンド組成が可能となったこと、企業の倒産件数減少に伴いリスク移転先への支払いコストが減少したことなどにより原価率が大幅に低下し、利益率の上昇要因となった。四半期別の営業利益率で見ると、2015年3月期の第3四半期(2014年10月−12月期)は40.9%となり、初めて40%台に乗せている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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