クリレスHD Research Memo(3):レストラン事業からスタート、商業施設内を中心に店舗数を拡大
[15/04/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(2)沿革
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、1997年に現代表取締役会長である後藤仁史(ごとうひとし)氏のファミリー企業である(株)徳壽により(株)ヨコスカ・ブルーイング・カンパニーとして設立された(1999年に株式会社クリエイト・レストランツに商号変更)。ただ、実質的な創業としては、1999年に(株)徳壽から洋食レストラン5店舗の営業譲渡を受けて、本格的にレストラン事業を開始したところからスタートしたと言える。2000年には当時三菱商事<8058>の社員であった現代表取締役社長の岡本晴彦(おかもとはるひこ)氏が、社内ベンチャー制度で同社に参画するとともに、三菱商事による資本参加を受ける(三菱商事との資本関係は2012年に解消)。その後、三菱商事による信用力などを後ろ盾としながら、商業施設等への出店を中心とした店舗数の拡大によって成長を加速し、2005年には東証マザーズへの上場を果たした(2013年には東証1部へ市場変更)。
また、M&Aにも積極的に取り組んでおり、2007年に日本料理の「吉祥」を傘下に収めると、2010年には持株会社制度へ移行し、「グループ連邦経営」の基盤を築いた。その後、2012年に(株)ルモンデグルメ(100.00%取得)、2013年にSFPダイニング(68.68%取得)と(株)イートウォーク(100.00%取得)、2014年には(株)YUNARI(100.00%取得)、及び(株)上海美食中心(R21Cuisine(株)より商号変更)(99.97%取得)などを相次いでグループ化している。なお、SFPダイニングについては、2014年12月に東証2部へ新規上場させている。
海外展開については、2008年に上海現地企業と合弁会社を設立したことを皮切りに、2010年に中国、2011年にシンガポール、2012年に香港、2014年に台湾に100%子会社を設立するなど、まだ実験的な段階との位置付けではあるものの、今後の本格展開に向けた下地づくりを進めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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