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ソニー<6758>：3697.5円（前週末比-41.5円）
売り優勢。16.3期営業利益は約3000億円となり、前期の4倍強に増える見通しとされている。リストラ費用の計上が一巡したほか、画像センサーやゲームなど得意分野で稼ぐ態勢が整ってきているようだ。中計では4000億円の目標が掲げられていたため、下振れの形となっている。4000億円の達成は厳しいといった見方は強まっていたものの、15.3期業績上方修正などで足元の株価は順調な推移を続けていたため、短期的な出尽くし感などは意識される格好のようだ。

ＮＥＣ<6701>：425円（前週末比+19円）
買い優勢。先週末に業績予想の修正を発表している。15.3期営業利益は従来予想の1200億円から1280億円に、純利益は350億円から570億円にそれぞれ上方修正。費用効率化などによる収益改善、持分法投資損益の改善などが背景となっている。営業利益は市場コンセンサス線上であるが、当期利益は市場想定を上振れており、16.3期以降の増配につながるといった期待感などにもつながっているもよう。また、鴻海とクラウド事業を展開とも報じられており、米国市場でネット関連株が強い動きとなるなかで、期待材料とも捉えられているようだ。

アイフル<8515>：433円（前週末比+10円）
買い優勢。前日に業績下方修正を発表、前期最終損益は従来予想の142億円の黒字から364億円の赤字に下方修正している。利息返還損失引当金の大幅な積み増しを行うことが背景。予想以上の大幅な赤字転落となったものの、期末の引当金残高は1107億円と高水準、当面の業績変動リスクの低下にはつながるといった見方にも。もともと、引当金計上に伴う下振れ懸念は強かったことで、短期的な悪材料出尽くし感にもつながっているようだ。

Ａ＆Ｔ<6722>：1020円（前週末比+150円）
ストップ高。15年1-3月期決算と同時に、上期（1-6月）業績予想の上方修正を発表している。15年1-3月期の営業利益は前年同期比46.0％増の5.91億円で着地した。また、上期営業利益見通しは従来の4.60億円から6.10億円（前年同期は4.45億円）へと引き上げた。主に病院検査室全体に関する総合提案における大型案件の増加で売上が当初想定より増えるほか、業務委託の削減や内製化の推進で利益率が向上するという。

ファンドクリＧ<3266>：311円（前週末比+36円）
大幅反発。15年11月期の業績予想を上方修正している。営業利益見通しは従来の2.85億円から4.85億円へと引き上げた。上期中に当初見込んでいなかったファンドの組成や販売用不動産の取得・譲渡ができたことを要因に挙げている。なお、募集総額7億円の任意組合型不動産ファンド「フォレシティ門前仲町任意組合」の完売と払込完了、連結孫会社のヘラクレス・プロパティーによる販売用不動産の譲渡を併せて発表している。

アクシーズ<1381>：2349円（買い気配）
ストップ高買い気配。第3四半期決算と同時に、15年6月期の通期業績予想の上方修正を発表している。第3四半期累計（14年7月-15年3月）の営業利益は前年同期比約3.2倍の12.21億円で着地した。また、通期営業利益見通しは従来の6.70億円から14.00億円（前期は6.41億円）へと引き上げた。販売が好調に推移したことに加え、生産効率が大幅に改善したことを要因に挙げている。

アエリア<3758>：1766円（前週末比+300円）
ストップ高。リベル・エンタテインメントを簡易株式交換で完全子会社化すると発表している。リベルはソーシャルゲーム及びコンシューマーゲームの受託開発を行っており、主な実績としてスクウェア・エニックスにて配信しており、サービス開始2ヶ月で900万ダウンロードを達成した「乖離性ミリオンアーサー」があるという。今後、両社の強みを生かした新しいゲームの制作や、海外市場を見据えた事業展開を行うとしている。



＜KS＞