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イグニス---中規模・大規模アプリの確実なリリースやソーシャルゲームの成長で収益改善目指す

注目トピックス 日本株
スマホアプリのイグニス<3689>は13日、第2四半期累計(2014年10月-2015年3月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比35.7%減の5.06億円、営業損益が2.42億円の赤字(前年同期は1.30億円の黒字)、経常損益が2.73億円の赤字(同1.30億円の黒字)、純損益が3.11億円の赤字(同0.73億円の黒字)となった。

同社グループは従来、小規模アプリ(開発期間が概ね1ヶ月未満)を提供することで広告収入を獲得してきたが、今後の広告収入拡大への足掛かりとして、今期よりアプリの開発体制を小規模アプリ中心から徐々に中規模アプリ(同1〜3ヶ月)及び大規模アプリ(同3ヶ月超)へと移行していった。その影響でアプリリリース本数が一時的に減少し、当四半期末における国内MAUは573万人(前年同期末は712万人)へと減少した。

また、中規模以上のアプリに関して、開発過程で、当初想定以上に本格的な収益化開始に向けた事前準備期間を設ける方が将来的なサービスグロースにつながるとの判断から、アプリの収益貢献の開始時期が当初計画よりも遅延することで、収益貢献期間の期ずれが想定されることになった。

こうした要因から、通期業績予想についても売上高が17.00億円、営業損益が5.04億円の赤字、経常損益が5.53億円の赤字、純損益が5.82億円の赤字へと修正している。

収益改善に向けた改善策としては、(1)中規模、大規模無料ネイティブアプリの確実なリリース、(2)ネイティブソーシャルゲーム「ぼくとドラゴン」のさらなるグロース、(3)ネイティブソーシャルゲームの新作開発に着手、の3点を挙げている。「ぼくとドラゴン」は、Google Play、App Storeともに連日トップセールス入りするタイトルとなっており、運用により今後もさらなる成長の余地があると同社はみている。なお、8万株、2億7280万円を上限に自己株式の取得を行うことも併せて発表した。

同社は、スマートフォン向けネイティブアプリの企画・制作・運営・売却を手掛ける。広告収入を収益源とする無料ネイティブアプリの提供が中核事業。ほか、30分無料で漫画コンテンツを楽しめる全巻無料型ハイブリッドアプリやソーシャルゲームも展開する。スマホアプリ「だーぱん」シリーズは累計2500万DLを突破。



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