注目銘柄ダイジェスト(前場):極東貿易、ドンキホーテ、SoseiGなど
[15/05/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
千代建<6366>:1069円(前日比+23円)
買い先行。モザンビークでLNG大型プラントを受注と伝えられている。3社の共同受注だが事業総額は少なくても1兆円規模とされており、同社の受注額は3000億円以上とみられている。会社側の今期受注計画は3500億円であり、大幅な上振れにつながる案件と捉えられる。原油市況の下落に伴う業績の先行き懸念は強かったが、当面の安心感につながる材料となる格好へ。
極東貿易<8093>:345円(前日比+43円)
出来高伴い急伸。引き続き、12日に発表した好決算を評価材料視している。前期営業利益5.2億円は従来予想の3.7億円を大幅に上回り、今期も買収効果などで営業利益は倍増の見通し。依然としてPBRは0.5倍台の水準であり、水準訂正余地は大きいといった見方に。また、足元では貸株残が急増しており、需給妙味の強まりなども妙味となっているもよう。
ドンキホーテHD<7532>:9720円(前日比+280円)
大幅続伸。本日は4月の百貨店売上高、明後日には4月の訪日外国人客数の発表が予定されている。インバウンド需要の拡大も加わって、4月の百貨店売上高は大幅増になったと見られ、あらためてインバウンド関連銘柄に関心が高まる状況となっている。関連の中心銘柄となる同社には、全般的に買い手掛かり材料が減少する中で、資金シフトの動きも強まってきているようだ。
日本アG<3751>:615円(前日比+56円)
大幅続伸。25日付でマザーズから東証1部へ市場変更すると発表。ファンド資金の流入などによる流動性向上に期待した買いが先行している。14日に発表された16年3月期の減益見通しなどがネガティブ視され、株価は15日に555円まで下落する場面もあった。本日は一時638円まで上昇し、年初来高値を更新している。
ハウスドゥ<3457>:6500円(前日比+1000円)
ストップ高。1株につき5株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は6月30日。また、15年6月期末に20.00円の記念配当を実施することも併せて発表した。株価は前日にも9%超の大幅な上昇を見せており、3月25日の上場初日に付けた上場来高値を更新していた。足元の急上昇を受け利益確定売りも見られるものの、株式分割や記念配当を材料視した買いが優勢の展開となっている。
ミューチュアル<2773>:765円(買い気配)
ストップ高買い気配。15年3月期決算を発表している。営業利益は前期比58.8%増の9.18億円となり、11日に発表した修正予想に沿った着地となった。16年3月期については、営業利益が同13.3%増の10.40億円となる見通し。企業の設備投資増加が期待されるほか、繰越受注残高も同45.5%増の85.21億円となっており、増収増益を見込んでいる。期末配当については15年3月期から2.00円増額し25.00円とする予定。
アエリア<3758>:1974円(前日比+259円)
大幅に5日続伸。株式交換により6月1日付で完全子会社化する予定となっているリベル・エンタテインメントが、恋愛リズムアドベンチャーゲーム「アイ★チュウ」の事前登録ページの公開を開始したと発表している。6月中旬の配信開始を予定している。
SoseiG<4565>:5500円(前日比+640円)
6日続伸。いちよしがレーティング「A(買い)」を継続し、フェアバリューを7100円から8000円に引き上げている。買収した英ヘプタレス社の影響を加味し、中期利益予想を見直したことがフェアバリュー引き上げの要因。16年3月期は、「シーブリ」「ウルティブロ」に関するロイヤリティ収入の増加と米国での承認のマイルストーン、ヘプタレス社が保有する新薬候補の導出による収入などから、営業利益が前期比5.3倍になると予想している。
<KS>