ソルクシーズ Research Memo(3):ソフトウェア開発などが好調に推移、販管費の増加が減益要因
[15/05/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(1) 2015年12月期第1四半期決算の概要
4月28日付で発表された2014年12月期の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%増の2,654百万円、営業利益が同7.3%減の118百万円、経常利益が同10.3%減の118百万円、四半期純利益が同95.8%減の2百万円と増収減益決算となった。
ソルクシーズ<4284>の売上高は金融業界向けソフトウェア開発や大手自動車メーカー向けコンサルティング業務が好調に推移した一方で、ソフトウェア開発事業の人的リソース不足がボトルネックとなり、前年同期比では1.9%増と微増収にとどまった。原価率は受注単価の上昇もあって前年同期比0.5ポイント低下の79.8%となったものの、福利厚生費を中心に販管費が増加したことが、減益要因となった。また、四半期純利益に関しては、法人税制改正に伴う繰延税金資産の取り崩しで、法人税等調整額が40百万円増加したことで減益率が大きくなっている。
なお、四半期ベースの会社計画は開示されていないものの、売上高に関しては一部グループ会社で予定していた受注案件の売上計上時期が第2四半期にずれ込んだことで若干下回った。一方で、営業利益は受注採算の改善などにより、1割強上回ったものとみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1) 2015年12月期第1四半期決算の概要
4月28日付で発表された2014年12月期の連結業績は、売上高が前年同期比1.9%増の2,654百万円、営業利益が同7.3%減の118百万円、経常利益が同10.3%減の118百万円、四半期純利益が同95.8%減の2百万円と増収減益決算となった。
ソルクシーズ<4284>の売上高は金融業界向けソフトウェア開発や大手自動車メーカー向けコンサルティング業務が好調に推移した一方で、ソフトウェア開発事業の人的リソース不足がボトルネックとなり、前年同期比では1.9%増と微増収にとどまった。原価率は受注単価の上昇もあって前年同期比0.5ポイント低下の79.8%となったものの、福利厚生費を中心に販管費が増加したことが、減益要因となった。また、四半期純利益に関しては、法人税制改正に伴う繰延税金資産の取り崩しで、法人税等調整額が40百万円増加したことで減益率が大きくなっている。
なお、四半期ベースの会社計画は開示されていないものの、売上高に関しては一部グループ会社で予定していた受注案件の売上計上時期が第2四半期にずれ込んだことで若干下回った。一方で、営業利益は受注採算の改善などにより、1割強上回ったものとみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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