北の達人 Research Memo(8):圧倒的な商品力と効果的なマーケティング手法が同社成長の源泉
[15/05/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■成長戦略
北の達人コーポレーション<2930>は、具体的な中期経営計画を公表していないが、中長期的な成長イメージとして、売上高100億円、営業利益30億円(営業利益率30%)を目標としているようだ。特に営業利益30億円の早期達成を重視しており、必ずしも売上高拡大にはこだわっていない。したがって、これまで同様、ニッチトップを狙った商品を十分なテストマーケティングを行った上で毎期3〜4種類ずつリリースするとともに、効果的な広告宣伝費の投入により着実に需要を積み上げることが同社の成長をけん引するものとみられる。また、化粧品などの分野では日本ブランドへの信頼や人気が高いアジアへの展開も、インバウンド需要も含めて同社の成長を後押しするものと考えられる。
同社成長の源泉は、圧倒的な商品力(品質及び機能)と効果的なマーケティング手法(顧客開拓力)の両輪によるものと分析しているが、特に商品力の高さによる安定した需要の積み上げが、同社の中長期的な成長を支えていくものとみている。現在の主力商品群の伸びに加えて、それらに並ぶ商品をあと5〜6種類増やすことができれば、売上高100億円、営業利益30億円も視野に入ってくると考えられる。また、EC市場の拡大はもちろん、インバウンド需要の拡大や機能性表示の規制緩和※などの外部環境も同社にとって追い風となる可能性が高く、同社成長戦略の進捗に注目したい。
※ 2015年4月1日から施行された新しい制度で、今まで不可能だった健康食品の機能性表示が日本で解禁となった。これをきっかけにサプリメントなどの健康食品の市場が拡大するとの見方がされている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>
北の達人コーポレーション<2930>は、具体的な中期経営計画を公表していないが、中長期的な成長イメージとして、売上高100億円、営業利益30億円(営業利益率30%)を目標としているようだ。特に営業利益30億円の早期達成を重視しており、必ずしも売上高拡大にはこだわっていない。したがって、これまで同様、ニッチトップを狙った商品を十分なテストマーケティングを行った上で毎期3〜4種類ずつリリースするとともに、効果的な広告宣伝費の投入により着実に需要を積み上げることが同社の成長をけん引するものとみられる。また、化粧品などの分野では日本ブランドへの信頼や人気が高いアジアへの展開も、インバウンド需要も含めて同社の成長を後押しするものと考えられる。
同社成長の源泉は、圧倒的な商品力(品質及び機能)と効果的なマーケティング手法(顧客開拓力)の両輪によるものと分析しているが、特に商品力の高さによる安定した需要の積み上げが、同社の中長期的な成長を支えていくものとみている。現在の主力商品群の伸びに加えて、それらに並ぶ商品をあと5〜6種類増やすことができれば、売上高100億円、営業利益30億円も視野に入ってくると考えられる。また、EC市場の拡大はもちろん、インバウンド需要の拡大や機能性表示の規制緩和※などの外部環境も同社にとって追い風となる可能性が高く、同社成長戦略の進捗に注目したい。
※ 2015年4月1日から施行された新しい制度で、今まで不可能だった健康食品の機能性表示が日本で解禁となった。これをきっかけにサプリメントなどの健康食品の市場が拡大するとの見方がされている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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