エイジア<2352> BtoC型企業向けのマーケティングオートメーションを核に事業領域を拡大
[15/05/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』5月18日放送において、エイジア<2352>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■事業概要
主力事業である電子メール配信システムのライセンス販売、クラウドサービスなどが含まれるアプリケーション事業と、ソフトウェアの受託開発、並びに子会社となったFUCA の事業(Web 制作、メルマガ代行サービス、マーケティングコンサルティングなど) が含まれるサービスソリューション事業とに分かれている。
主力事業である電子メール配信システムでは、「WEBCAS(ウェブキャス)」シリーズの開発・販売及びサービスの提供を行っている。電子メール配信システムとしての能力は業界でもトップクラスで、毎時300万通以上の高速配信が可能となっている。顧客層は大企業から中小企業まで、また幅広い業種で採用されている。
ここ数年はクラウドサービスに対する需要が旺盛で、アプリケーション事業に占めるクラウド比率は、2014年3月期で56.6%と3年前の41.7%から大きく上昇している。また、クラウドのなかでも、付加価値の高いSaaS型(サース)の案件が年々拡大傾向にある。SaaS型でサービスを提供するためには、カスタム対応が可能なシステム開発力が必要であり、業界のなかでこうした開発スキル、ノウハウを持つのは同社のみとなっていることが要因。
■15年3月期決算
売上高は前期比2.4%増の10.31億円、営業利益は同26.3%減の1.78億円、経常利益は同24.2%減の1.81億円、当期純利益は同16.7%減の1.08億円だった。消費増税の影響などで大型システムの販売が総じて低迷したことが響いた。
クラウドサービスなどストックビジネスの積み上げやメールコンテンツ提供サービスの拡大は進んだほか、コンサルティングサービスの売上は予想を上回ったが、消費増税の影響などで総じて大型システムの販売が低迷した。
■16年3月期見通し
売上高で前期比9.6%増の11.30億円、営業利益で同23.2%増の2.20億円、経常利益で同21.5%増の2.20億円、当期純利益で同28.6%増の1.40億円を見込んでいる。事業領域の拡大を進めており、BtoC型企業向けのマーケティングオートメーションを核としたマーケティングプラットフォームの構築とそのブランディングに経営資源を集中的に配分する。
■成長見通し
企業のマーケティング施策を自動化するマーケティングオートメーションは、米国を中心に急速に市場が拡大している。その市場規模はBtoB型企業向けだけでも2009年の1億ドル(約119億円(1ドル=119円))から2014年には12億ドル(約1428億円(1ドル=119円))へと12倍に成長すると言われており、今後もその傾向は続くものと予想されている。
これに伴い「WEBCAS」シリーズの新製品「WEBCAS マーケティングオートメーション(仮称)」の開発と、BtoC企業向けのマーケティングプラットフォームとしてのブランドを強化する方針。
更に、同社が提供する製品やサービスを利用するユーザー企業の業務支援を行うサービスソリューション事業においては、子会社FUCAや関連会社グリーゼとの連携を強化し、メール配信コンテンツの企画・制作の支援を引き続き推進していく。また、マーケティング課題が高度化していくなかで、マーケティング戦略の構築、顧客分析・マーケティングデータ分析、コンテンツマーケティング支援といったより高度なサービス提供ができるようコンサルティング能力の向上を図る。
■株価動向
株価は1/27高値1260円をピークに調整が続いており、下降する25日線に上値を抑えられる格好での下降トレンドが継続。ただし、2月の急落局面でつけた安値951円を、決算を受けた調整局面でつけており、ダブルボトム形成が意識されやすい。押し目拾いのスタンスで注目されやすい水準。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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■事業概要
主力事業である電子メール配信システムのライセンス販売、クラウドサービスなどが含まれるアプリケーション事業と、ソフトウェアの受託開発、並びに子会社となったFUCA の事業(Web 制作、メルマガ代行サービス、マーケティングコンサルティングなど) が含まれるサービスソリューション事業とに分かれている。
主力事業である電子メール配信システムでは、「WEBCAS(ウェブキャス)」シリーズの開発・販売及びサービスの提供を行っている。電子メール配信システムとしての能力は業界でもトップクラスで、毎時300万通以上の高速配信が可能となっている。顧客層は大企業から中小企業まで、また幅広い業種で採用されている。
ここ数年はクラウドサービスに対する需要が旺盛で、アプリケーション事業に占めるクラウド比率は、2014年3月期で56.6%と3年前の41.7%から大きく上昇している。また、クラウドのなかでも、付加価値の高いSaaS型(サース)の案件が年々拡大傾向にある。SaaS型でサービスを提供するためには、カスタム対応が可能なシステム開発力が必要であり、業界のなかでこうした開発スキル、ノウハウを持つのは同社のみとなっていることが要因。
■15年3月期決算
売上高は前期比2.4%増の10.31億円、営業利益は同26.3%減の1.78億円、経常利益は同24.2%減の1.81億円、当期純利益は同16.7%減の1.08億円だった。消費増税の影響などで大型システムの販売が総じて低迷したことが響いた。
クラウドサービスなどストックビジネスの積み上げやメールコンテンツ提供サービスの拡大は進んだほか、コンサルティングサービスの売上は予想を上回ったが、消費増税の影響などで総じて大型システムの販売が低迷した。
■16年3月期見通し
売上高で前期比9.6%増の11.30億円、営業利益で同23.2%増の2.20億円、経常利益で同21.5%増の2.20億円、当期純利益で同28.6%増の1.40億円を見込んでいる。事業領域の拡大を進めており、BtoC型企業向けのマーケティングオートメーションを核としたマーケティングプラットフォームの構築とそのブランディングに経営資源を集中的に配分する。
■成長見通し
企業のマーケティング施策を自動化するマーケティングオートメーションは、米国を中心に急速に市場が拡大している。その市場規模はBtoB型企業向けだけでも2009年の1億ドル(約119億円(1ドル=119円))から2014年には12億ドル(約1428億円(1ドル=119円))へと12倍に成長すると言われており、今後もその傾向は続くものと予想されている。
これに伴い「WEBCAS」シリーズの新製品「WEBCAS マーケティングオートメーション(仮称)」の開発と、BtoC企業向けのマーケティングプラットフォームとしてのブランドを強化する方針。
更に、同社が提供する製品やサービスを利用するユーザー企業の業務支援を行うサービスソリューション事業においては、子会社FUCAや関連会社グリーゼとの連携を強化し、メール配信コンテンツの企画・制作の支援を引き続き推進していく。また、マーケティング課題が高度化していくなかで、マーケティング戦略の構築、顧客分析・マーケティングデータ分析、コンテンツマーケティング支援といったより高度なサービス提供ができるようコンサルティング能力の向上を図る。
■株価動向
株価は1/27高値1260円をピークに調整が続いており、下降する25日線に上値を抑えられる格好での下降トレンドが継続。ただし、2月の急落局面でつけた安値951円を、決算を受けた調整局面でつけており、ダブルボトム形成が意識されやすい。押し目拾いのスタンスで注目されやすい水準。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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