注目銘柄ダイジェスト(前場):日本航空、FPG、日本通信など
[15/05/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日本航空<9201>:4245円(前日比+150円)
大幅続伸で高値更新。クレディ・スイスでは投資判断「アウトパフォーム」、目標株価6100円を継続している。インバウンドの売上増や円安効果もあって、会社側のガイダンスは保守的過ぎると指摘、第1四半期決算発表時にガイダンスの上方修正を行うとみている。また、国土交通省の指導監督は2016年に終了、それに伴い政治的逆風は静まり、成長機会につながる可能性が増大すると指摘している。
FPG<7148>:983円(前日比-190円)
急落。政府では、企業に提供している節税策の報告を2017年度にも税理士に対して義務付ける検討に入ったと伝わっている。大きな税収減につながる節税を対象にし、過度な節税へのけん制効果を見込むとされている。同社は課税繰延メリットのオペリース投資商品を手掛けているため、実質的に影響があるかどうかは不明ながら、株価下落に連れて、警戒感も高まる状況となっているようだ。
JX<5020>:547円(前日比+8.4円)
続伸。野村では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価は490円から680円に引き上げている。原油価格の上昇による石油・天然ガス開発など上流事業の利益増を主因に、業績予想を上方修正しているもよう。石油製品マージンの改善が想定される中、石油・ガス開発事業の拡大で先行する同社は原油市況の回復局面で相対的に選好されやすいと考えているもようだ。海外事業の拡大でも先行、円安メリットも大きいと。
日本通信<9424>:482円(前日比+55円)
大幅続伸。6月1日付でジャスダックから東証1部へ市場変更すると発表。ファンド資金の流入などによる流動性向上に期待した買いが先行している。4月に前期業績を下方修正したことなどが重しとなり、株価は下落基調が続いていた。本日は上値抵抗となっていた25日線を大きく上放れる動きを見せている。なお、今期業績予想の前提条件及び追加情報についての資料を併せて開示している。
サイバダイン<7779>:3015円(前日比+36円)
4日続伸。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は7月31日。株式分割による流動性向上などをポジティブ視した買いが優勢となっている。株価は5月に入り25日線を割り込むと、一時2900円水準まで調整が進んだが、足元ではリバウンドの動きを見せている。
GMOペパボ<3633>:8410円(前日比+1020円)
大幅に3日続伸。「minne(ミンネ)」を含めたハンドメイド事業強化のため、「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランドを子会社化すると発表している。OCアイランドは、CtoCハンドメイドマーケットで国内第3位の作品数をもつ「tetote」など、ハンドメイドに関連したWebサービスを展開している。この子会社化により、作家数は14.6万人、作品数は197万点(重複含む、22日時点合計)となり、国内No.1のポジションを強化するという。
ソフトウェアS<3733>:5600円(前日比+440円)
大幅続伸。上期(14年11月-15年4月)業績の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の7.25億円から11.06億円(前年同期は28.09億円)へと引き上げた。仕入原価の低減や経費削減等が寄与した。なお、15年10月期の通期業績については従来予想を据え置いている。株価は変わらずを挟んで8日続伸しており、本日は一時5700円まで上昇する場面があった。
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