ダイヤモンドダイニング Research Memo(6):2015年2月期より、新たな成長期に突入
[15/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算概要
(1)過去の業績推移
ダイヤモンドダイニング<3073>の過去の業績を振り返ると、店舗数の拡大が同社の成長をけん引してきた。特に、M&Aによる規模拡大が出店ペースに拍車をかけてきた格好である。一方、2013年2月期から売上高の伸びが鈍化しているのは、不採算店舗の閉店やブランドマメジメント制導入に伴うブランドの集約及び統合により、店舗数が頭打ちになっていることが要因である。同社は、2014年2月期でブランド集約及び統合が一巡したことから、2015年2月期より再び高収益ブランドを軸として出店拡大を図っており、新たな成長期に入ったとみられる。
利益面では、2010年2月期に過去最高の営業利益を達成し、営業利益率も6.9%の水準にあったものの、その後は既存店の伸び悩みや業態変更に伴う費用増などにより低下傾向となった。ただ、2015年2月期は、高収益ブランドの出店拡大等により3.7%に改善している。
財務面では、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は20〜30%水準で推移している。有利子負債残高も高い水準にあり、今後の積極的な事業拡大を視野に入れれば、財務基盤の増強は中期的な課題として挙げられよう。キャッシュフローの状況も、2014年2月期までは営業キャッシュフローが投資キャッシュフローを上回る状況が続いていたが、積極的な新規出店を再開した2015年2月期は、投資キャッシュフローが大きくマイナスとなり、有利子負債残高の増加につながった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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(1)過去の業績推移
ダイヤモンドダイニング<3073>の過去の業績を振り返ると、店舗数の拡大が同社の成長をけん引してきた。特に、M&Aによる規模拡大が出店ペースに拍車をかけてきた格好である。一方、2013年2月期から売上高の伸びが鈍化しているのは、不採算店舗の閉店やブランドマメジメント制導入に伴うブランドの集約及び統合により、店舗数が頭打ちになっていることが要因である。同社は、2014年2月期でブランド集約及び統合が一巡したことから、2015年2月期より再び高収益ブランドを軸として出店拡大を図っており、新たな成長期に入ったとみられる。
利益面では、2010年2月期に過去最高の営業利益を達成し、営業利益率も6.9%の水準にあったものの、その後は既存店の伸び悩みや業態変更に伴う費用増などにより低下傾向となった。ただ、2015年2月期は、高収益ブランドの出店拡大等により3.7%に改善している。
財務面では、財務基盤の安定性を示す自己資本比率は20〜30%水準で推移している。有利子負債残高も高い水準にあり、今後の積極的な事業拡大を視野に入れれば、財務基盤の増強は中期的な課題として挙げられよう。キャッシュフローの状況も、2014年2月期までは営業キャッシュフローが投資キャッシュフローを上回る状況が続いていたが、積極的な新規出店を再開した2015年2月期は、投資キャッシュフローが大きくマイナスとなり、有利子負債残高の増加につながった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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