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6月12日のメジャーSQを意識、GSの10万枚超のTOPIX先物買いポジション

注目トピックス 日本株
日経平均及びTOPIXは年初来高値を更新するなど足元強い値動きを示しているが、アベノミクス相場スタート時のような高いパフォーマンスを指数に求めるのは今後厳しくなると考えている。年始に市場関係者が予想した15年の上値メドとして22000円辺りを想定する声が多かったが、現在の水準からは僅か10%ほど。ETFや先物などを利用して、ここから10%を取りに行くよりは、個別株を投資対象とした方が投資効率は高いと言えよう。一方、大型株に比べて、新興市場は相対的に出遅れていることから、指数で見るならばマザーズ指数のほうが上値余地はあると考えている。

個別銘柄に関してだが、足元の相場は為替の円安推移で主だった銘柄が横並びで上昇するようなイケイケドンドンの地合いでは無くなっている。業績や株主還元策などを重視した選別物色が鮮明になると想定する。個別銘柄の詳細に関しては、佐藤アナリストから第2部で紹介する。

今後1ヵ月の日経平均やTOPIXの動向を見る上で、6月12日のメジャーSQを意識しておきたい。市場の話題となっているのは、ゴールドマン・サックスの10万枚超のTOPIX先物の買いポジション。市場ではこのポジションを反対売買するのか、ロールオーバーするのか、先物から現物に置き換えるのかを見極めたい様子。仮に反対売買ということとなれば大きな売りインパクトとなろう。また、TOPIX先物の建玉が13年5月のバーナンキショック発生時と同じ水準まで積み上がっていることもポイント。何かしら市場にマイナスのインパクトが発生すると、TOPIX先物主導で日本株が売られる可能性もある。6月12日まではTOPIX先物の動向を注視したい。


松井証券セミナーより一部抜粋:2015年5月21日より配信中




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