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ファナック<6954>：25920円（前日比-480円）
売り優勢。野村では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げており、本日の売り材料につながっているようだ。目標株価も29200円から27800円に引き下げへ。中国ローカル・スマホ用工作機械の需要が鈍いと見込み、アジアのＮＣ装置とロボドリルの売上予想を減少させているもよう。今期営業利益は従来予想の3050億円から2920億円と減益予想に下方修正している。中国スマホ用機械需要が不透明なうちは、ベンチマークを上回るパフォーマンスは期待しにくいと判断。

みずほＦＧ<8411>：263.2円（前日比+6.4円）
買い優勢。海外株高を背景に全体相場が堅調な動き、とりわけ、米国市場では銀行株の強い動きが目立っており、東京市場でもメガバンクは総じて買い先行となっている。同社に関しては、メリルが投資判断を「中立」から「買い」に格上げしていることも支援材料。メリルでは、収益モメンタムが強く財務面の改善期待も高いと評価、目標株価も240円から305円に引き上げている。

ドンキホーテ<7532>：9760円（前日比+590円）
大幅続伸。前日に期末配当金の引き上げを発表している。従来予想の26円から30円に引き上げ、年間配当金は40円となる。12期連続での増配となるようだ。株主還元策の拡充を評価する動きのほか、1：2の株式分割も発表、流動性のさらなる向上も期待される格好に。また、5月の月次動向も発表、既存店売上高は前年同月比8.5％増となっており、高水準のインバウンド消費継続が確認される形にも。

ＪＲ東海<9022>：21765円（前日比+1120円）
大幅反発。本日はＪＲ3社の強い動きが目立っているが、なかでも、出遅れ感の強い同社の上昇率が高くなっている。モルガンでは、ＪＲ3社の業績予想を上方修正、鉄道旅客数の想定以上の強さを背景としている。同社の今期営業利益は5673億円、前期比12％増益と予想している。会社計画5150億円、市場予想の5350億円レベルを上回ると見ているようだ。なお、株価の割高感が強いとして、モルガンでは投資判断は「アンダーウェイト」としている。

スノーピーク<7816>：11540円（前日比+1540円）
5日ぶり大幅反発。1株につき4株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は6月30日。株式分割による流動性向上などをポジティブ視した買いが優勢となっている。株価は前日までの下落で25日線水準まで調整が進んでいたが、本日は5月27日に付けた直近高値（12330円）を試す場面も見られる。

ディーエムエス<9782>：872円（前日比+150円）
ストップ高。ラクーン<3031>が運営する小売店向け仕入れサイト「スーパーデリバリー」の越境ECとなる輸出販売サービス「SD export」に係る物流業務を受託し、越境EC物流サービスを開始すると発表している。スーパーデリバリーを利用するメーカーはサイト上で海外小売店からの注文を受けると、専用伝票を貼って国内にある同社センターに商品を送るだけで、134ヶ国以上の小売店・企業に対して卸販売が可能になるという。

メディア<3815>：1040円（前日比+40円）
反発。ファッションレンタルサービス「Licie（リシェ）」を運営するガールズスタイリングと業務提携契約を締結したと発表している。これまで同社がアパレル事業で培ったノウハウを生かして、ファッションレンタルサービスに参入する。実店舗を構えることで他のファッションレンタルサービスとの差別化を図るという。店舗オープンは6月下旬から7月上旬の予定としている。

アールエイジ<3248>：731円（前日比-75円）
急落。14年11月-15年4月期（上期）決算を発表している。営業利益は前年同期比12.7％減の2.42億円となり、従来予想の1.88億円を上回って着地した。ただ、第1四半期が56.2％増益で推移していたことに加え、5月29日に販売用不動産（東京都渋谷区の賃貸事業用マンション）の売却を発表したことを受け、事前に期待が高まっていた。減益決算の発表をきっかけに利益確定売り優勢となっている。



＜KS＞