シュッピン Research Memo(7):主力のカメラは大幅増収増益、買取強化策や免税売上増が寄与
[15/06/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業別動向
(1)カメラ事業
カメラのEC売上高は前期比26.1%増の7,805百万円に達した。前述したように買取の各施策の奏功やサイトの充実の効果などがカメラの売上高を押し上げたと思われる。店舗売り上げは免税売上増加もあって前期比15.7%増の5,952百万円となった。その結果、カメラ事業全体の売上高は13,758百万円(前期比21.4%増)、セグメント利益は1,209百万円(同22.7%増)となった。
カメラはシュッピン<3179>の事業モデルに最もフィットした商材と言える。それはカメラが工業製品であること(そのためメーカーから性能の安定した新品が安定的に供給される)や、機能・性能以外にも「味」のような要素も重要視されて「所有する価値」も認められ、価格が下がりにくい面を有することなどに要因を求めることができる。すなわち、新製品に乗り換える層や中古品を買い求める層など様々なタイプの消費者が多数存在しているからである。
今後の施策としては、自社サイト(本店サイト)に比較してライトユーザーが多いとみられる楽天市場店(リニューアル実施)とYahoo!ショッピング店(2015年4月オープン)を積極活用して、顧客層の拡大を図るほか、自社オリジナル商品の拡充による集客などを計画しているようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<FA>
(1)カメラ事業
カメラのEC売上高は前期比26.1%増の7,805百万円に達した。前述したように買取の各施策の奏功やサイトの充実の効果などがカメラの売上高を押し上げたと思われる。店舗売り上げは免税売上増加もあって前期比15.7%増の5,952百万円となった。その結果、カメラ事業全体の売上高は13,758百万円(前期比21.4%増)、セグメント利益は1,209百万円(同22.7%増)となった。
カメラはシュッピン<3179>の事業モデルに最もフィットした商材と言える。それはカメラが工業製品であること(そのためメーカーから性能の安定した新品が安定的に供給される)や、機能・性能以外にも「味」のような要素も重要視されて「所有する価値」も認められ、価格が下がりにくい面を有することなどに要因を求めることができる。すなわち、新製品に乗り換える層や中古品を買い求める層など様々なタイプの消費者が多数存在しているからである。
今後の施策としては、自社サイト(本店サイト)に比較してライトユーザーが多いとみられる楽天市場店(リニューアル実施)とYahoo!ショッピング店(2015年4月オープン)を積極活用して、顧客層の拡大を図るほか、自社オリジナル商品の拡充による集客などを計画しているようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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