平和不動産 Research Memo(9):中長計(10年間)の初期3年間は成長基盤整備
[15/06/22]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■成長戦略
(1)中長期経営計画
平和不動産<8803>では2015年3月期を初年度、10年後の2024年3月期を最終年度とする中長期経営計画「over the “NEXT DECADE”」を策定している。最初の3年間は成長の基盤作りに重点が置かれるため、業績自体は大きく成長しない計画だ。営業利益目標でいえば、74億円(2015年3月期、実績85億円)、70億円(2016年3月期、従来予想69億円)、72億円(2017年3月期)と続き、最終年度に100億円台へ引き上げる計画だ。初年度である2015年3月期は営業利益目標74億円(実績85億円)、経常利益目標50億円(実績65億円)、D/Eレシオ目標1.9倍(実績1.8倍)をすべて達成した。ちなみに、同社が売上の目標を掲げていない理由は、不動産物件の売却により大きく上下に振れるためである。
重点戦略は、賃貸事業において日本橋兜町再開発プロジェクトの推進であり、不動産ソリューション事業においては平和不動産リート投資法人の中長期的な成長サポートを通じたフィービジネス拡大である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<FA>
(1)中長期経営計画
平和不動産<8803>では2015年3月期を初年度、10年後の2024年3月期を最終年度とする中長期経営計画「over the “NEXT DECADE”」を策定している。最初の3年間は成長の基盤作りに重点が置かれるため、業績自体は大きく成長しない計画だ。営業利益目標でいえば、74億円(2015年3月期、実績85億円)、70億円(2016年3月期、従来予想69億円)、72億円(2017年3月期)と続き、最終年度に100億円台へ引き上げる計画だ。初年度である2015年3月期は営業利益目標74億円(実績85億円)、経常利益目標50億円(実績65億円)、D/Eレシオ目標1.9倍(実績1.8倍)をすべて達成した。ちなみに、同社が売上の目標を掲げていない理由は、不動産物件の売却により大きく上下に振れるためである。
重点戦略は、賃貸事業において日本橋兜町再開発プロジェクトの推進であり、不動産ソリューション事業においては平和不動産リート投資法人の中長期的な成長サポートを通じたフィービジネス拡大である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<FA>